17 |
「仕方ない」 今はこれが僕の魔法 子どもだった僕たちを 少しづつ捨てていく魔法 胸の内に唱える度 捨ててきた幾人もの僕たちが 僕を 何も言わずに見つめる 結局1日は終わって また僕は1日分の歳をとる 目に見えない敵 目に見える敵 敵はいつも傍にいる そしてその敵もまた僕である おわかれが近付いていると感じる 1日が僕らの距離を引き離す 仕方なく流れる1日に 首輪を繋いでいる自分の後ろ姿 引きづられる自分を見ている自分 遠くなっていく僕だったものたち 仕方ないまま 変えられないまま 僕たちは帰っていく |
桐灰悠
2015年09月13日(日) 02時21分27秒 公開 ■この作品の著作権は桐灰悠さんにあります。無断転載は禁止です。 |
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No.1 クレナイ 評価:40点 ■2015-09-18 19:56 ID:wQW3U2dEj9s | |||||
こんばんは。 タイトルの「17」は、17歳のことなのかなと思いながら読みました。 もし当たっているのならば、その時期のなんとも言い難い、自分への諦めみたいなものがよく表されているなぁと思いました。 ありがとうございました。 |
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総レス数 1 合計 40点 |
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