悠久の彼方




細胞を摘み取る



荒野には新しい命が芽吹くが、
摘み取られたモノは、消えていく


小さな細胞を、
一つ一つ、
丁寧に、
摘み取っていく


あと何億個の、
何兆個の、
小さき命を摘み取れば、

大きな魂は、消えるのか



悠久の時間の中で、

ゆっくりと、

ゆっくりと、

終わりの見えない苦痛の中で、

魂は、生かされている
クレナイ
2015年08月04日(火) 20時39分42秒 公開
■この作品の著作権はクレナイさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
作者からのメッセージはありません。

この作品の感想をお寄せください。
No.6  クレナイ  評価:--点  ■2015-09-05 20:05  ID:dJ/dE12Tc8A
PASS 編集 削除
笹竜胆 様

お返事遅くなり、申し訳ありません。
詩のモチーフ?については、ヤエ様への感想に書きました。
アポトーシス!
好きな単語で、実はこの詩を考えている時にも考えていた単語です。なので、連想をしてもらい、なんだが嬉しいです。
読点については、実は私の課題です。
小説もよく書いているんですが、昔から癖で読点を多く使ってしまうのです。もう少しバランスよく使えたらなと思います。
感想ありがとうございました!
No.5  クレナイ  評価:--点  ■2015-09-05 20:00  ID:dJ/dE12Tc8A
PASS 編集 削除
ヤエ 様

こんばんは。
実は「大きな魂」は「ひとりの人」のことでした。
なので、「小さな細胞」は、「人を作っている細胞すべて」です。
自分のササクレを千切った時に、この詩を思いつきました。
ひとつの小さな細胞が消え、また新しい細胞が皮膚を形成する。生物は皆、小さな細胞の塊で、その細胞を何個壊せば生物って死ぬのかなと思い、それを詩にしました。
面白いと言って下さり、ありがとうございました!
No.4  クレナイ  評価:--点  ■2015-09-05 19:52  ID:dJ/dE12Tc8A
PASS 編集 削除
菊池清美 様

こんばんは。返事遅くなり、申し訳ありません。
大きな魂を私の想像しているものの名前で書いてしまうとなんだか美しくないような気がして、詩のような表現になりました。
それが、この詩を深いものに”と仰ってもらえて、なんだか嬉しかったです。
感想ありがとうございました!
No.3  笹竜胆  評価:30点  ■2015-08-25 23:03  ID:BpaL2SrclD6
PASS 編集 削除
アポトーシスではなく、免疫ですかね。
種を一つの命と見て、集団を形成する個体を一つの細胞と見ることもありますが、さて。
読点はどこか削ってメリハリを出してもいいかもしれません。
全体的に縁語で編まれているのは美しいと感じました。
No.2  ヤエ  評価:50点  ■2015-08-20 15:35  ID:BymBLCyvz/o
PASS 編集 削除
こんにちは
一つ一つの細胞を小さな命と、
それを織り成す個体自体を 大きな命と言うのかなぁなんて考えながら
面白いと思いました
No.1  菊池清美  評価:50点  ■2015-08-06 06:21  ID:/dxzQ0Wmf36
PASS 編集 削除
クレナイさんお早う御座います。

大きな塊はシークレットですか、物なのか意識なのか、善なのか悪なのか、何兆個の細胞よりも果てしないですね…
其れがこの詩を深いものにしています。
  
総レス数 6  合計 130

お名前(必須)
E-Mail(任意)
メッセージ
評価(必須)       削除用パス    Cookie 



<<戻る
感想管理PASSWORD
作品編集PASSWORD   編集 削除