霞桜

 夕空 が

   燃えてい た

 慟哭
   を 融か
        す

  薄紅

    の
      欠 片と

 明日

  世界が終わればいいの
            に な

 ちっぽけな
       妄想


   そうなったら

  死体でも 埋めようか



   ありふ れた
          狂気ごっこ


 艶やかに
         可憐

    匂うようだ まるで




  散ってゆ く

      四月 の色

 砕けてく

        削がれてゆく



   僕らに明日はない


時雨ノ宮 蜉蝣丸
2015年04月16日(木) 00時53分58秒 公開
■この作品の著作権は時雨ノ宮 蜉蝣丸さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
『桜の木の下には死体が埋まっている』
 …梶井基次郎

日にちで一週間過ぎましたが時刻的にも過ぎないとアウトなのでしょうか……

この作品の感想をお寄せください。
No.4  時雨ノ宮 蜉蝣丸  評価:--点  ■2015-04-21 21:48  ID:3mSXxTMsmaU
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游月 昭 様

コメント感謝致します。
ルールについてのアドバイス、どうもです。

愚痴っても泣き喚いても、青空を焼き融かしてゆく夕暮れ……捨て鉢になりたくもなるものです。
明日は来なくとも日は暮れていく。茜の熱と、温度を奪う黒の帳。
「でも」というのが特殊とは考えませんでしたが、前述のような気持ちで書いていたせいかもしれませんね。

うーん。自分の作品なのに上手く言えないなぁ……。
ありがとうございました。
No.3  游月 昭  評価:40点  ■2015-04-21 00:34  ID:y4TF389GSo2
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こんばんは。
一週間ルール、厳密には6日後でもセーフだと理解しています。確か、一週間『程度』というゆるい言い回しだったように記憶しています。

「死体」という言葉が出てくる「捨て鉢な意識」はよくわかりますが、「死体でも」という特殊な使い方をしているのがよくわかりませんでした。が、

強制的に「融かされる」に対する「ちょっとした」反抗心かなあ。
No.2  時雨ノ宮 蜉蝣丸  評価:0点  ■2015-04-20 12:07  ID:EQIhsyKz8yw
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陽炎 様

コメント感謝致します。返事が遅れてしまい申し訳ありません。
ご丁寧に教えてくださってありがとうございます。ホッとしております。。。

人が世界の終わりを願うのは、一種の現実逃避能なのだと思います。
自分一人では変えられないから、世界の終わりなどというありふれた終焉を願ってみたりするのです。抗えない運命なら、受け入れざるを得ないから。
あり得ないことを、決して来るはずの無い『明日』に乗せて、自己満足を貪っているだけだと気づいているのに。いくら待ったところで、いくら24時間で区切ったところで、平べったい『今日』の上を転がっていることに代わりはないのに。

燃えるような夕空と、ひらめく霞桜の花弁。
こんなふうなら、世界の終わりも悪くはないかな、なんて。花見酒ならぬ花見紅茶をしつつ思いました。
ありがとうございました。
No.1  陽炎  評価:30点  ■2015-04-16 04:10  ID:ww1wwq4E9t.
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いや、このサイトではたしか
日にちで換算してたと思います

だからたとえば、4月16日PM11時に投稿した場合
次に投稿できるのは、23日AM0時以降ならOK

だから、決してアウトではないですよ

前置きが長くなりましたが、感想をば

明日、世界が終わってしまえばいい、と思っても
なかなか世界は終わってはくれないですね

終わらせたいのは世界なのではなくて
本当はこんな自分自身なのかもしれません
この世界に、しがみついていたい何かなんてたかが知れてる
好きな音楽とか、読みかけの本とか
好きなあのコに思いを告げたいとか
まあ、そんな程度で

終われない日常の中でどうやって生き抜くかってこと
なのかもしれません

明日はずっと明日のままで
今日という日だけが地続きに続いている

明日なんてたぶん、永遠にやってこないんだろうと思います

。。。なんだかまとまりのない文章になってしまいました(>_<)
総レス数 4  合計 70

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