不思議の森

森が有る
多分ずっと昔から
其れは時空の交差点
先を見ながら過去に会う

この感覚が可笑しくて
不思議の森と名付けては
二人で遊んだ

子供の自分が大人の姿で其処に居る
もう此処で会う事は無いけれど
思い出しては此処に来る

太古の昔から
生活も遊びも此処に有ったのだろう
其の頃の記憶が有るとは思わないが
不思議に心が落ち着く

居ないけれども君が居て
無言の会話を繰り返す

一人も其れほど
悪くは無い








菊池清美
2015年04月04日(土) 05時33分47秒 公開
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No.1  ピカソの向こう側  評価:50点  ■2016-10-15 22:48  ID:hQLqXqXj732
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菊池清美さん

森を「時空の交差点」と表現するあたり、
事象の捉え方がとても鋭くお上手だと思いました。

素敵な詩を、ありがとうございました。
総レス数 1  合計 50

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