穴 |
穴を掘り続けた 拭い去りたい記憶とどす黒く濁りきった過去を埋められる気がしていた 穴を掘り続けた 胸に焼きついて離れないもう既に亡き彼女の最後の笑顔を忘れられる気がしていた 穴を掘り続けた 我が死後の安息の地を生きているうちに築いておかなければと思っていた 穴を掘り続けた その先にかつて人生の意味を問うた私への答えがあると信じていた 穴を掘り続けた 穴を掘り続けた 穴を掘り続けていた まだ穴を掘り続けている 地上の光はいつの間にか見えなくなっていた |
徒然太郎
http://slib.net/a/14480/ 2015年02月24日(火) 22時38分36秒 公開 ■この作品の著作権は徒然太郎さんにあります。無断転載は禁止です。 |
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No.6 徒然太郎 評価:--点 ■2015-02-28 14:52 ID:WoGSmdefeYQ | |||||
>>ヤエ 様へ コメントありがとうございます。好みと言っていただき光栄です >>陽炎 様へ amazarashi、数曲しか知りませんが好きなバンドです。恐らく無意識のうちに影響を受けているところもあるかも知れません。コメントありがとうございました。 |
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No.5 陽炎 評価:0点 ■2015-02-28 04:01 ID:qCJ8yUyU2nY | |||||
この詩を読んでいたら amazarashiの『穴を掘っている』という曲を思い浮かべてしまいました 徒然さんがこのバンドをご存じかはわかりませんが なんとなく、描かれている世界観が似ていたので |
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No.4 ヤエ 評価:50点 ■2015-02-26 17:29 ID:6G1KAS8HmaE | |||||
はじめまして 息苦しさと心地よい暗さが好みです 救いを求めているような…… またほかの作品も読んでみたいと思いました。 |
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No.3 徒然太郎 評価:--点 ■2015-02-25 17:41 ID:WoGSmdefeYQ | |||||
>>游月 昭 様へ 失礼しました。以後気をつけます。 『アマデウス』、大好きな映画です。自分は短篇も書いているのですがこういったものとの勝手の違いに慣れていません。小説の場合はきっちりとした〆があった方が自分としてもしっくりくるのですがこういう短いものだと尾を引く余韻があるほうが良いから「未完成という完成」が存在し得るわけですか。創作において型どおりに嵌める必要もないですね。コメントありがとうございました。 |
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No.2 游月 昭 評価:30点 ■2015-02-25 14:01 ID:9RQqff0XeF. | |||||
徒然太郎さん、こんにちは。 ラストのシメ、私もついつい入れたくなるんですが、 一行有るのと無いのとでは大違いだったりして、 推敲の際に気を使うところじゃないかなと思います。 『アマデウス』っていう映画ご存知ですか? モーツァルトに慕われながらも彼の神的才能に嫉妬した宮廷作曲家サリエリが、モーツァルトの作品について主人の前で、「ラストはジャン!と終わらなければならない」的な事を言うのですが、実は本当は彼は、伝統の形式にとらわれないモーツァルト独自の音楽が完成している事を知っていたのでした! 失礼しました。 |
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No.1 游月 昭 評価:0点 ■2015-02-25 13:46 ID:9RQqff0XeF. | |||||
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