雪で埋葬 |
紫陽花の落日に、手袋を買った。 永遠を手にはめた気がした。 特に死ぬ予定はないけれど。 蝉の黎明期、海月を贈る。 君に最高の景色をあげるね、と。 母なるものに浮かぶ偽物の光は美しい。 だけど貴方、包装ごと突き返した。 氷菓をストーブの中に入れて喰う鍋。 嗤ってくれる陽炎も居ない。 泣いているのね、と誰かに言われたくて、 思い切り胸を切り裂いてみたんだ。 ねえ、此処に居るのに。 ねえ、もう居ない誰かの為に煙を焚くの? |
千歳
2015年02月11日(水) 06時29分58秒 公開 ■この作品の著作権は千歳さんにあります。無断転載は禁止です。 |
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No.6 時雨ノ宮 蜉蝣丸 評価:30点 ■2015-02-14 19:17 ID:NFEpPPj16hE | |||||
お邪魔させていただきます。 詩的な言葉が、戦慄的に羅列していますね。 幻想を描くのは案外上手くいかないものです。単に美しげな言葉を並べるだけでは景色になりません。幻想は混沌であることは多いですが混乱ではないのです。 紫陽花や氷菓といった夏の言葉の中に突如現れるストーブ。混乱の原因はこれでしょうか。しかもストーブに入れたはずなのに喰うのは鍋……結局どっち? 二連目と四連目はいいと思います。綺麗に編まれてて。 荒削りと言うと失礼かもしれないですが、発想はいいです。好きな感じ。 ありがとうございました。 |
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No.5 野良人 評価:0点 ■2015-02-13 08:23 ID:dJ/dE12Tc8A | |||||
了解^^。 |
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No.4 千歳 評価:--点 ■2015-02-13 07:35 ID:IF7T.weMU0s | |||||
>野良人さん 紫陽花が枯れる頃、という意味なのですが韻を上手く踏めず……これが一番自分にはしっくりきましたので。 海に浮かぶ月の代わりに海月を贈ったり、夏場にストーブ付けて中にアイスを突っ込む様な、天の邪鬼な人間だと表現したかったのですが、本当に詩は難しいですね。 精進します、有り難う御座居ました。 |
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No.3 野良人 評価:20点 ■2015-02-12 07:22 ID:dJ/dE12Tc8A | |||||
紫陽花の落日…どの状態を言うのでしょうか。 海月を贈る、氷菓をストーブに等とてもイメージがしにくい所も狙いなのかな… |
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No.2 千歳 評価:--点 ■2015-02-11 17:57 ID:IF7T.weMU0s | |||||
>游月さん。 初めまして。 夏をテーマに書こうとして、今の季節の寒さに影響された結果こんな形になって仕舞いました。 美しいものが好きなので、それを表現していけたらと思います。 興味深いご指摘、有り難う御座居ました。 |
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No.1 游月 昭 評価:40点 ■2015-02-11 13:56 ID:9RQqff0XeF. | |||||
千歳さん、こんにちは! 詩を書く、という事だけではなく、詩を投稿する、という事は、 この詩の芯にあるもののようで、 ある人を弔っている誰かと 読者である誰かへの二重の働きかけがなされているように感じます。 単に奇をてらう行動で視線を受けようとしているのか、とも取れない訳ではないですが、 否、美しいもの、興味深いものが顔を覗かせて居る そこ、もう少し見せてくれないかな、って思いました。 |
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総レス数 6 合計 90点 |
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