砂サバク


―砂のうえに永い時間が降る


まどろむ息
れの音
ひとりの夜

星になる夢をみた

握る手が離れたのは
まだほんの少しまえ
なのに


―体は渇き朽ちた


ぼくは星になれない
唇を湿すひとも亡いので


―サバクの風にまぎれて


―消えた



あさつき
2015年01月20日(火) 20時04分07秒 公開
■この作品の著作権はあさつきさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
なんだか普通に遭難した歌みたい(;;)

砂擦れって言葉、たぶんないですね
…あります?

この作品の感想をお寄せください。
No.3  あさつき  評価:--点  ■2015-01-21 18:39  ID:qBJb.Is0EhA
PASS 編集 削除
コメントありがとうございます!

>ヤエさん
はじめはそうでもなかったのですが、書いているうちに誰か死んだ雰囲気が強くなってました。
漠然としつつ深い寂寥感みたいなものを表せないものかと思って書いたので、そう感じていただけて嬉しいです。

>游月昭さん
最初のほうは実をいうと、バランスを考えてぽいっと入れた所なのですが(この雑さを何とかしないと…)良いほうに傾いたなら嬉しいです。
ダッシュは確かに、ぶつ切りみたいですね。
__ ←これが、自己主張が少なくていい気がします!
No.2  游月 昭  評価:50点  ■2015-01-21 16:02  ID:/qwab7is9JQ
PASS 編集 削除
こんにちは!

>まどろむ息/ひとりの夜
で二〜三人称の視点に遠ざけられていて
全体的な空間が広がりをみせている事が
この詩にとってプラスになっていると思います。
「−」がもっと長いほうが良いのだろうと思うのですが、
(試してみます)
「−−」横棒2つ)つながらないかな?
「ーー」音伸ばし2つ)これではどうだ?
「------」短いの6つ)どうかな?
「__」下線2つ)?
上の↑4パターン、どうなってます?(00;)

ラストの言葉で、哀愁のまま意識が途切れるという感じですが、「まぎれて」のまま放り出してもいいかもしれない、とも思いました。そんな方法もありかな、と。

「砂擦れ」という言葉は、既存かどうかは分かりませんが、違和感なくサラサラと伝わったので「有り」だと思います。

今後も楽しみにしています。
ありがとうございました。
No.1  ヤエ  評価:50点  ■2015-01-20 23:24  ID:L6TukelU0BA
PASS 編集 削除
冒頭の表現から、シン……とした雰囲気が流れてるように感じました。
大切な人が亡くなった描写なのでしょうか、悲しみが染み渡るようです。
表現やテンポが好みです。
砂擦り と言う言葉は聞いたことありませんでしたが、すっと言いたいであろう事が入ってくるので特に気になりませんでした。
調べてみると、そういう単語自体はなくとも、使っている人もいるみたいですね。
総レス数 3  合計 100

お名前(必須)
E-Mail(任意)
メッセージ
評価(必須)       削除用パス    Cookie 



<<戻る
感想管理PASSWORD
作品編集PASSWORD   編集 削除