気紛れ咲き |
冬の風は冷たくて 常緑の葉も赤みを帯びて 何故か数輪の白い花が咲いている サツキの花が冬に咲く 人は安易に狂い咲きと言う 植えられた物を植物と言うなら 天変地異からは逃げられない 気候の僅かな隙も逃さず伸びる 其れが植物の美学かも知れない 想定外の変動が何度も起きて その勤勉さで乗り越て来た 其れは想像に難く無い 今を生きている全ての生物は どんな災害も生き延びて来たエリート軍団 地球の変動を共に生きて来た同胞 虫も飛ばないこの時季に敢えて咲くのは 繁栄の為じゃなく見せる為 寂しがり家の同胞を慰める 渾身の贈り物 有り難く愛でよう |
菊池清美
2014年12月11日(木) 02時46分56秒 公開 ■この作品の著作権は菊池清美さんにあります。無断転載は禁止です。 |
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No.2 菊池清美 評価:0点 ■2014-12-15 06:34 ID:/dxzQ0Wmf36 | |||||
アカショウビンさんお早う御座います。 時季でもないのに一生懸命咲いて喜ばせてくれるから健気な女性を感じたのかも知れませんね。 露地ではもう何の花も咲いて居ない北の地に珍しい特別なプレゼントのようです。 何時も丁寧にお読み頂き本当に有難う御座います。 花は接写モードで出来るだけ寄って撮りましたが時々ピンボケで失敗しています。 恥ずかしい次第です。 |
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No.1 アカショウビン 評価:50点 ■2014-12-14 23:22 ID:3.rK8dssdKA | |||||
読ませていただきました。 自分なら少しめずらしいで終わってしまう事柄が感性とグローバルさと描写で表現されていてとても良かったです。 実際なのか写真うつりなのかわからないのですが、冬らしい光で写された花が大きく見えて本文とともに生命力を感じます。 題名と >僅かな隙も逃さず伸びる >勤勉さで乗り越て来た >渾身の贈り物 という言葉が花の意識を感じて特によかったです。 |
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総レス数 2 合計 50点 |
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