木の葉 |
おだやかな 時をすべり 放物線を 描いた 息は 無限 大 へ と 夢 を みて いたのだ 妻の声が聞こえる 零の領域で私は地球になって あるいは宇宙そのものになって 時を超越していた 宇宙の始まりと 宇宙の終わりと 同時に存在していた 一瞬のカケラが煌めいた気がして 目を開けると 妻が私に話しかけている “nasarika, nasarika” 英語のような (ばかやろうちゃんと話せ) 泣くな 妻の右手にムーンストーンが無い なぜか病室の入り口が右側にある “nasoto,nasoto” 息子も娘も英語を話している 看護婦さんだが名札が裏表じゃないか 「minna naniwo itte irunda」 “adnuri?” 看護婦さんまでが英語をしゃべる 私は疲れた。 「oyasumi」 |
游月 昭
2014年11月24日(月) 22時01分43秒 公開 ■この作品の著作権は游月 昭さんにあります。無断転載は禁止です。 |
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No.8 游月 昭 評価:0点 ■2014-11-30 17:19 ID:1K/KT8CGgX. | |||||
笹竜胆 さんこんにちは。 後半ドタバタしてますが、このパターンはこれでもいいかなと。 もう一つしずかな後半にしたものも書きましたが、 ゆっくり歌うバラードが難しいように、私はまだまだ書ききれません。 実際死んでみなきゃ分からないかも。 ありがとうございました。 |
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No.7 游月 昭 評価:0点 ■2014-11-30 17:09 ID:1K/KT8CGgX. | |||||
えんがわさんこんにちは。 ちょっと「不気味」を感じるというのはあるでしょうね。現実と夢あるいは死後これらは同格かもしれないという発想の元に書き始めたので。 後半あらぬ方へ行きましたがこれもまた別の意味で同格。どうなってるのかハッキリさせてませんが、実際そんなものかな、と。 コメントありがとうございました。 |
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No.6 笹竜胆 評価:40点 ■2014-11-27 01:07 ID:VeUQEDUmjLA | |||||
円でも双曲線でもなく、放物線か。 彼方へ行って帰らない。切ないね。 静謐の裾を乱すノイズは地の音だから、抜くと生っぽさが消えそう。 |
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No.5 えんがわ 評価:30点 ■2014-11-26 06:05 ID:DR2hIgqKGrg | |||||
あの、弧を描く部分、凄く視線が下に滑る感じがして、おお! となりました。 左右に目を進めてたのが、縦に。 で、多分、安易に縦書きにすると違和感しか残らないと思うんです。 それが孤状になって、あのワッと目が楽しい動きをしてくれる。 この箇所を何回か読み直していくと、その動きが凄くスムーズになってきて、どんどん引き込まれました。 自分は、こういう系統のも趣味にしていて、それでも、ここまでのものは全く思いついてなかったんで、凄いとただ思いました。自分のPC環境だと「へ」が「T」にちょっと錯覚したんですが。それでも、いや、ほんと、凄いと思います。 内容ですが、私は詩心はなく、その視覚的ショックからも立ち直れず、ほんとに上手く言えません。感じたのが、視線を横に動かしたのが、弧を描き、また横に動く。そこに世界が反転するような落下するような思いが込められていて、だから左右が逆になったかなとか思いました。とか、うー、よくわかんないでごめんなさい。後半はひたひたと不気味で心が壊れたようなのを感じました。 ほんと、ダメダメな言葉しか返せずに、すいません。 |
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No.4 游月 昭 評価:0点 ■2014-11-25 14:21 ID:emodMEn5j1U | |||||
クレナイさん、こんにちは。 この世界を体感されたんですね。誠に申し訳ありませんが、作者としては嬉しいところです。(^^) 感受性の高い方なんですね。そういうのチョット羨ましいです。コメントありがとうございます。 |
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No.3 游月 昭 評価:0点 ■2014-11-25 14:15 ID:emodMEn5j1U | |||||
Aさん、こんにちは。 視覚効果はある意味、文で純粋に表現する力がないから、などと頭をよぎるのですが、絵画の額縁が作者とは別の職人によるものである事や、詩の連分けの事などを考えると、まあいいかなと。 ローマ字が出て来る辺りからは、書く前に思い描いたものから、ちょっと安易な方向へ逃げた感があって、今日その部分を書き換え終えて別のサイト(メビウス)に投稿したのですが、こちらの(上にあげている)方も思うところあって、こちらでは書き換えないでおこうと思います。 ちょっと楽しんでいただけて嬉しいです。 ありがとうございます。 |
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No.2 クレナイ 評価:50点 ■2014-11-25 00:26 ID:g3emUcYnoi6 | |||||
こんばんは。お久しぶりです。 ゾクッときました。 周りが何を言っているのか分からない、何が起こっているのか分からない・・・。きっと詩の中の私”に同調したのだとおもうのですが、読みながらとても不安な気持ちになりました(良い意味です)。 はじめの放射線の部分と、ローマ字の部分(はじめ私も何を言っているのか分かりませんでした)が、とても効果的だったのかなと思います。 ゆらゆらと揺らめく不安定さを感じ、私にとって、存在が不確かになる時のような恐怖が心の底から湧き上がってくる詩でした。 |
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No.1 A 評価:50点 ■2014-11-24 22:35 ID:BymBLCyvz/o | |||||
拝読させて頂きました。 放物線の絶妙な視覚的効果に胸をうたれて、これだけで満足です(笑) 「夢」は放物線の頂点のようにも、そうでもないようにも見えますね。現実?に戻れば何もかもあべこべで、何が起きているのか不思議です。臨終の間際のようにも見えますが…気になる詩です。 |
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総レス数 8 合計 170点 |
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