皆既月食 |
光を喪う 姿は幻と化し、 実体の見えない私は、まるで幽霊のようだ ようやく私は自由になったのだと、 漆黒の深淵の中で、 微笑む けれど、あなたは再び私を見つけ、 私の存在を全ての人へ曝け出す 身動きできない私を嘲笑うために あなたなしでは生きられない弱さを暴くために あなたの強欲な光が、 毒を振りまき、 全身へ降り注ぐ 強すぎるその光が 脆弱な私を生かし、抹消する そうして私は絶望し、 逃れられない狂気の中で生き続けるのだ |
クレナイ
2014年10月10日(金) 01時21分53秒 公開 ■この作品の著作権はクレナイさんにあります。無断転載は禁止です。 |
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No.4 クレナイ 評価:0点 ■2014-11-24 00:29 ID:dJ/dE12Tc8A | |||||
遊月昭 さま 遊月さまもいつもご感想を下さり、ありがとうございます。そして、返事が遅くなりすみませんでした。 楽しんで読んでいただけたようで、とても嬉しいです。しかも、まさか、あの有名な古今和歌集”の名前が出てきて、恐縮な限りです。古今和歌集的な詩”と感じて頂けてるとは…、びっくりしました。 これからも頑張りますので、よろしくお願いします。 |
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No.3 クレナイ 評価:0点 ■2014-11-24 00:23 ID:dJ/dE12Tc8A | |||||
ヤエさま お久しぶりです。ご感想頂いていたのに、返事もせずすみません。 皆既月食を見たら、書きたくなって書いた詩なんですが、今までで一番好きと言って頂けてありがとうございます。 しかも、嫉妬心をきちんと気づいて頂けて、嬉しいです。 ヤエさまはいつも私の意図することを感じて下さるので、ご感想がとても励みになります。 これからもゆっくりですが、詩を載せていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 |
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No.2 游月 昭 評価:50点 ■2014-10-22 23:28 ID:qx2ygamosbQ | |||||
こんばんは。 最近短歌やってるので、この詩は古今和歌集的な詩だななどと思ったんですが、かなり普通の見方と違った所も有って面白がって読ませて頂きました。 >身動きできない私を 取り敢えず私はここだけで満足なんですが、 事実としても、見かけとしても、月は動いている筈なのですが、 ところが、周回軌道に一定の速度で回ることを強いられ、更に言えば、ぴったりと顔を地球に向けさせられている。この裏の真実がまた或る事を暗に示しているところ。 楽しませていただきました〜。 |
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No.1 ヤエ 評価:50点 ■2014-10-10 09:16 ID:L6TukelU0BA | |||||
お久し振りです 個人的に今までで一番好きな詩です 妖しげな暗さ、美しさが素敵でした 月から太陽へ、少しばかり嫉妬心をも感じました(気のせいなのかも知れませんが) 読ませて頂いて、ありがとうございます。 |
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総レス数 4 合計 100点 |
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