| 浸食 |
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じわじわと蝕まれていく 腹の奥に巣食った形のない存在が、染み渡っていく 鮮やかに彩られた内臓をどろどろに溶かして、境界のない世界が皮膚の下で渦巻いている 痛みはない 苦しみもない ただ不安だけが漂って、狭い血管を無理やりこじ開けていく 鮮やかに、 鮮やかに、 ――腐っていく 誰にも気づかれず、静かに 溢れることもなく、薄っぺらい皮膚が全部覆い隠して |
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クレナイ
2014年08月17日(日) 22時32分01秒 公開 ■この作品の著作権はクレナイさんにあります。無断転載は禁止です。 |
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| この作品の感想をお寄せください。 | |||||
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| No.8 クレナイ 評価：0点 ■2014-08-24 21:34 ID:cHskyR7wFho | |||||
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たぱたぱさま はじめまして。 大好きと言ってもらえて、とてもうれしいです！ コメントありがとうございました。 |
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| No.7 たぱたぱ 評価：30点 ■2014-08-23 22:33 ID:1VC6COfsPPA | |||||
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これから悲劇が起こりそうな、そんな狂気を感じました。 個人的に大好きです。 |
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| No.6 クレナイ 評価：0点 ■2014-08-19 22:41 ID:33E/nA6Ip9Y | |||||
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Aさま はじめまして。読んで頂き、恐縮です。 Aさまのコメントの中で 〝内臓にまとわりつく「不安の感覚」に着目された” とあり、自分の詩なのに「あ、そうかも」と気づかせて頂きました。 既に他の方へのお返事で書かせて頂きましたが、この詩は、感じたまま、イメージしたままを稚拙な私の言葉で書いたもので、正直、文の構成をどうするかや何かを忠実に描こう等とあまり考えていませんでした。 なので、このように色々と感じて、そして考えて頂き、それを教えて頂くことによって、自分の中の新しい気づきを発見することができて、とても楽しく思っています。 本当に有り難い限りです。 未熟者ですが、これからどうぞよろしくお願いします。 |
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| No.5 クレナイ 評価：0点 ■2014-08-19 22:21 ID:33E/nA6Ip9Y | |||||
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遊月 昭さま こんばんは。そして、はじめまして。コメントありがとうございます。 好みと言っていただけて嬉しい限りです。 また、ご指摘もありがとうございます。参考になります。 感じて、目に浮かぶまんまを書いてしまったモノなので、本当に〝詩”と言うにはあまりにも拙いものだったと思います。 今後、〝詩”として完成させるためにももっともっと精進していきたいと思います。 これからもコメント頂けると幸いです。 頑張って爆発していきます！ |
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| No.4 クレナイ 評価：0点 ■2014-08-19 22:15 ID:33E/nA6Ip9Y | |||||
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ヤエさま はじめまして。コメント頂けて嬉しいです。 精神状態、と言いますか…なんと言いますか。ある意味、日記と言えるのか…。 〝私が不安でたまらない時、目を閉じて体で感じて、瞼の裏に浮かんできたものをそのまま書いたモノ"というのが、私の中でしっくりきます。 お答えになっているのかわかりませんが…。 ヤエさまや他の皆様の素敵な詩に感化され、気持ちが揺さぶられています。これからどんどん書いて載せていきたいと思いますので、これからどうぞよろしくお願いします。 |
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| No.3 Ａ 評価：50点 ■2014-08-18 07:30 ID:pA0QzJ9KbiA | |||||
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はじめまして。拝読させていただきました。 おそらく、身体感覚を出来るだけ忠実にお書きになろうと試みられたのではないでしょうか？内臓の感覚である「痛み」や「苦しみ」ではなく、「内臓がどろどろに溶ける感じ」、とか「腐っていく感じ」でもなく、内臓にまとわりつく「不安の感覚」に着目されたのだと思います。面白いのは、 狭い血管を無理やりこじ開けていく 鮮やかに、 鮮やかに、 ――腐っていく ここだと思います。「不安」は内臓を浸食し腐らせるものであるにも関わらず、「狭い血管」を「こじあけ」、そこに鮮やかなものを浮かび上がらせる。それは「境界のない世界」であり、静止せず、渦巻いている…僕は「境界のある世界」の境界の問題を問うていたので、その手があったか！と目から鱗が落ちた気がしました。是非、これからも詩を拝見させて下さい。 |
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| No.2 游月 昭 評価：30点 ■2014-08-18 04:13 ID:2OkXLI.Y3vs | |||||
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こんばんは。または、おはようございます！ こんな世界は大好きなんですが、｢規模が小さく｣感じます。 つまり、模型のようです。 分かりやすく言うと、模型は本物より簡素化されます。大味。 渦巻く様子を大きく見せるには、詳細に描くこと。(あくまで→)たとえば、血小板単位、細胞単位、を思わせるような｢微細を描く｣と読者がミクロになり、描かれるものがデカく感じる。また、漠然は足元が揺らぐ。 かといって要らないものは削ぎ落とさなければ美しくならない。 と、詩は難しいですね。 でも、私好みなので、どうぞ爆発してください！ これから楽しみです！ |
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| No.1 ヤエ 評価：30点 ■2014-08-18 01:25 ID:L6TukelU0BA | |||||
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はじめまして。 続きを 想像してしまう作品ですね。 ダークな雰囲気が好みです。 精神状態を呼んだ詩でしょうか？ |
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| 総レス数 8 合計 140点 | |||||
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