ありふれた生活 |
コンビニの店内放送で 今日は服毒自殺を図った芥川の命日です、と聞いて 彼の事をほとんど知らない僕の腹の底で何かが ふざけるな、と呟いた どうせなら コンビニは日本の自殺者の命日に合わせて 名前と死因を読み上げ続けるがいい (ワタシのキモチ分かってよ)と訴えるラブソングと (ジブンのユメをタイセツにしようよ)と訴える応援歌の間で 親しみを込めた声で── 「ありがとうございましたー」 温めて貰った幕の内弁当を クーラーの利いた部屋で食べながら 机の上に広げた白紙のノートを眺めていた 何も書けないのはどういう事だ ボクはユメを描きたいのに何も思い浮かばない 駄目だ、オナニーして寝よう ボクの事、好きになってくれるカワイイ女のコ、どこかにいないかな ああ、ボクモシアワセニナリタイ あっ、イク ハァ、ヤッパリ、ムナシイ ベランダニデテ、ボクハホシゾラヲナガメル。ドコカデキミモ、コノソラヲミテルノカモシレナイネ。キミトハナレバナレデ、ボクハサビシイ。キミハボクノコトナンカ、キット、ナントモオモッテナイヨネ。デモ、ボクハソレデモイインダ。キミガフリムイテクレナクテモ、ボクノキミヘノオモイハカワラナイヨ。キミノオカゲデ、ボクハツヨクナレルキガスル。アシタモイキヨウッテ、オモウンダ。アリガトウ。コノコトバ、キミニツタエタイナ。ア、ナガレボシ…… 少年がナガレボシに願いをかけていたその頃、 カワイイアノコはイケメンのカレシと漫画喫茶の個室でエッチしていた ナカニイレルのはイタイから口でシテアゲテ、カレシはとても喜んだ それから アノコはカレシとマッタリyoutubeでウケル動画を見た |
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2014年07月28日(月) 10時35分15秒 公開 ■この作品の著作権はAさんにあります。無断転載は禁止です。 |
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No.18 A 評価:--点 ■2014-07-31 22:31 ID:pA0QzJ9KbiA | |||||
アカショウビンさん ご説明ありがとうございます。理解が進んだ、と思うと同時に、僕も謎が深まった感じです。その事自体が面白いです。しかし、それを議論するよりも、「立体的」な作品を書けるかどうかに興味が湧いてきました。ありがとうございました。 |
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No.17 A 評価:--点 ■2014-07-31 22:24 ID:pA0QzJ9KbiA | |||||
お試しさん ご感想ありがとうございます。別人ではありません(笑)ぜひ、この詩板に、お試しさんの「作文」ではない立派な詩を載せてください。どうせ載せないんでしょうけど(ブレイクの『毒の木』のように、僕を倒してくれる事を望んでるんですよ)。 |
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No.16 アカショウビン 評価:0点 ■2014-07-31 21:32 ID:3.rK8dssdKA | |||||
うまく説明できない抽象的なことを書いて申し訳ないです。 視覚、聴覚という意図も文体解析の範疇と思います。なので外面的、平面的と思います。そこから受ける、影響する読み手への精神的な所、青臭いですけど感動、幻想的、元気をもらった、あるいは「この文章や世界観は○○氏の作品だ」などなどと言う所が内面的、立体的ではないかと思います。 僕の場合、詩は感情や情景をダイレクトに表現すると思っています。だから選ぶ言葉が短くなって行くのではないかと思っています。小説は人間を、設けた設定の中から表現する、だから自ずと文章が長くなるのではと思っています。 游月さんへの返信を読ませていただいて「パラシュート」「森を抜けて」も立派な詩だと納得しました。 すみません、説明しようとするほど謎が深まって本題から離れて行ったような気がしてきましたので終わりにしたいと思います。 失礼しました。 |
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No.15 お試しさん 評価:0点 ■2017-12-03 01:49 ID:IaJIiwK2bLw | |||||
ナンデスカ?この作文は。 (などと大変失礼で不寛容な感想を書いていてすみませんでした。 |
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No.14 A 評価:--点 ■2014-07-31 01:28 ID:pA0QzJ9KbiA | |||||
アカショウビンさん しつこいなんてとんでもないです。再訪、ありがとうございます。 ちょっと考えてみたのですが、「パラシュート」「森を抜けて」は視覚に、今作は聴覚に重点を置いた作品です。そこのところがアカショウビンさんの受け取られ方(対化/同化)に影響を与えたのではないか、と思いました。「響きと余韻」も、文字通りにとれば聴覚的な言葉ですし(笑)お師匠さんのアカショウビンさんの「小説」の文体解析と、「立体」とがどういう関係にあるのか、ちょっと僕には読みこめなかったのですが、考える材料を頂いて、ありがとうございました 追記 (視覚/聴覚というより、外面的/内面的の方が合っているでしょうか?) |
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No.13 アカショウビン 評価:0点 ■2014-07-30 20:50 ID:3.rK8dssdKA | |||||
しつこい再訪本当にごめんなさい。邪魔なら削除します。 僕が小説もどきを書きはじめたころ師匠にいただいた感想です。 >@夢野久作や深沢七郎を思いださせるような土俗的・音楽的な表現 →精神世界の描写やフルチンモードの前半部等 語彙範疇:広くて不気味 文法範疇:複雑(文語的) 文彩:音韻的 結束性:固い Aメディアの露出度の高いポップな表現 →ラムちゃんやら恋愛ゲーム、女子高生や変身等 語彙範疇:広くて浅い 文法範疇:単純(というか、口語としてこなれている) 文彩:逸脱的(ライトノベルということで砕けている) 結束性:ゆるい B作者の人間的な声 →作品題名ともなっている「パン」と人が手で人の顔をうつ場面、精神世界から決別して自分を肯定する声等 語彙範疇:狭くて強い 文法範疇:単純 (分かりやすい) 文彩:単純 結束性:固い >本当は動詞、形容詞、名詞、個々の文脈等もっと細かく具体的に 掘り下げていった方が分析手法としては正しいのですが、 ちょっとそこまでの情熱はないので大分直感的な整理でごめんなさい。 >きれいをただ単純にきれいと表現する。 正常、現実的な表現では文学作品は成立せず、異常で非現実的で 予測を許さない文体で表現がなされたとき、青臭いですけど作品が 文学の領域に入るものだと思います。 文体の解析らしいですが、目に見える部分の平面的な所(語彙、文法など)から気持ちへ響きや余韻を与える、それが立体なのかなあ、と思いました。 ちなみに師匠(うんこ太郎様)が投稿していた掲示板です。 >ttp://www.totalcreators.jp/cgi-bin/minnna/read.cgi?no=18&p=5 |
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No.12 A 評価:--点 ■2014-07-29 22:46 ID:pA0QzJ9KbiA | |||||
逃げ腰さん ご感想ありがとうございます。 「高い位置」という意識はありませんでした(笑)色々と実験してみたい、という気持ちはあります。「昔の詩」というのは、僕の書いたもの、という意味でしょうか。それとも、昔の人が書いた詩、という意味でしょうか。どちらにしても、大切な事ですね。振り返ってみます。ありうがとうございます。 |
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No.11 A 評価:--点 ■2014-07-29 23:58 ID:BymBLCyvz/o | |||||
アカショウビンさん 気持ちを「立体的に」表現する、ですか。もう少しお言葉を頂けると、仰る事がほんの少しでも理解出来るかと思うのですが…難しいですね。 |
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No.10 A 評価:--点 ■2014-07-29 23:23 ID:pA0QzJ9KbiA | |||||
游月 昭さん こんばんは。再度ありがとうございます。 作品が詩的にまとまっているというお言葉、嬉しいです。詩と小説はそれぞれに特有の「表現方法」によって区別できるという事ですね。確かにそうかもしれません。とりあえず、「表現形式・表現方法」と「表現内容・意味」の二つに分けて考えると(作品を書く時、この二つに分けて考え作っている訳ではないのですが)、詩は小説とは前者において異なる、という感じがします。投稿させて頂いている作品は、その内容という点でも充実を狙っているつもり(いわゆる「意味」がないという場合もあるかもしれませんね)なのですが、小説的な枠組みとは別の形式を自由につくることが出来る(ような気がする)という点で、詩はいいなぁ、と思います。 他に言葉が見つからず、かつて「ウソっぽさ」と呼んでたものを、小説から取り除きたいという思いが小説を書いていた時もあって、それがこういう形になっているというのが正直なところなのですが… |
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No.9 逃げ腰 評価:50点 ■2014-07-29 21:04 ID:j.IsO/gOFss | |||||
游月さんとアカショウビンさんの批評があって初めてこの詩の可能性を知りました。 ずっと高い位置で格闘されてるんだなぁと。 何かいえることがあるとしたら、昔の詩を見つつ今何処に進みつつあるのか、を見直してみるのも良いかもしれません。 良き詩を! |
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No.8 アカショウビン 評価:0点 ■2014-07-29 20:32 ID:3.rK8dssdKA | |||||
こんばんは。言われてみてふと思ったため再訪しました。 「パラシュート」「森を抜けて」は読み手と書き手が対化した感触、今作は書き手と読み手(たぶん男性限定)が同化した感触がしました。僕は詩は気持ちを「立体的(師匠の言葉です)」に表現するという偏見があるのかもしれません。感情の、無言の立体化と言うか。ちょっと具体的な言葉が浮かびません。 詩と小説の境目は人によって違うと思いました。僕のコメは軽く聞き流してやって下さい。返信のお気遣いは無用です。 |
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No.7 游月 昭 評価:0点 ■2014-07-29 15:40 ID:d0W/PevLH5Y | |||||
こんにちは。 再び。 Aさんの詩は確かに散文という形ということと、ストーリー性があるということで、小説的と見る人もいるかもしれません。しかし、もし、どれだけ長く書き連ねたとしても、どれも極めて詩的な仕上がりになるのだと思います。私は3作ほどダメダメ小説を書きましたが、どうしても、書いてる途中に詩が書きたくなってウズウズしてしまい詩的になっていきます。詩と小説のどちらが上か、という話ではないですが、プロ詩人を目指した者がどうしても上手く書けず、小説家に転向した例はよくあるようです。決定的な違いは、「外連(ケレン)味」など、表現方法にあると思います。極論、詩には意味が無くとも良い、と思ったりしますが、要(かなめ)はそこにあるからなのだと思います。『走れ!寝坊助』での疾走感だったり、『パラシュート』での奇妙、空間の遠近感だったり、『森をぬけて』の色彩の濃厚、この詩の、意識の分裂(←ちょっと表現が思い付かない)、場面の差異の激しさ、ということだろうと。 この詩に関して、平仮名から、片仮名に移っていき、全てが片仮名になりますが、作品として微塵も違和感を感じさせないという、そのように世界を操るAさんは詩人ど真ん中だなぁ、と思います。 これからも作品、楽しみにお待ちしてます。 |
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No.6 A 評価:--点 ■2014-07-29 12:51 ID:pA0QzJ9KbiA | |||||
アカショウビンさん 僕はアカショウビンさんが上から目線だとは思いませんが……僕の書くものは小説か散文詩か、で言えば散文詩かなぁ、と思っていたのですが、詩と小説の本質的な違いは何なのか、という問いには非常に関心がありまして、そこが分かればいいな、理論化出来ればいいな、とはいつも思っています。普通の小説のような長さもないし、筋もないのに、なぜ僕の書くものは小説的と言われるのか…なぜ今作は詩としてすんなり受け入れて頂けたか。考えてみたいです。 そう言えば、今作は書いている時、虚しさや寂しさの入り混じったような、「生の感情」が胸の中で微妙に揺れた感覚がありました。誠実であるよりもアイロニカルな立ち位置で書いてみたのに、そういう感覚が生じたとうのは自分でも不思議でした。 |
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No.5 A 評価:--点 ■2014-07-29 12:33 ID:pA0QzJ9KbiA | |||||
游月 昭さん ご感想ありがとうございます。面白いと言って頂けて嬉しいです。 |
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No.4 A 評価:--点 ■2014-07-29 12:31 ID:pA0QzJ9KbiA | |||||
ヤエさん ご感想ありがとうございます。コンビニの店内放送は事実です。普通に聞き逃してしまうところでしたが、詩の素材にしてみました。少年がひねくれてる、というより、僕の方がひねくれてるのでしょうね(笑)カタカナの部分は、コンビニとかクーラーとか以外のところは、大体、僕がイメージに距離を置いた場所になってます。この距離感を分かって頂けると、こういったものは書けると思います。 |
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No.3 アカショウビン 評価:50点 ■2014-07-28 21:03 ID:3.rK8dssdKA | |||||
読ませていただきました。 上から目線な言い方で恐縮ですが、今までの作品は詩なのか小説なのか僕の中では消化できなかったのですが、今作は虚しさや寂しさがじん、と来る素敵な詩でした。 個人的に、Aさんの文章は読んでいて迫りくる印象が魅力です。 一番好きな作品は「パラシュート」「森を抜けて」です。ああ言えばこう言うみたいですみません。 |
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No.2 游月 昭 評価:50点 ■2014-07-28 16:45 ID:wM4rFoYMkSs | |||||
面白いです。 | |||||
No.1 ヤエ 評価:50点 ■2014-07-28 10:49 ID:L6TukelU0BA | |||||
世の中の無情さを感じました。 少年が、ひねくれものに見えますね。 こういった詩が書けないので、少し羨ましいです。 特別な人と、そうでない人と、幸せな人と、そう思い込みたい人 対比が素敵でした |
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