乳房/series"body" |
雨あがりの汗ばんだ山肌は 初夏の日差しにみずみずしく映えて 新緑からの匂いたつ湯気を 温かい風があおいでいる 眩しすぎる空の青におされ 瞑った目蓋にあらわれる残像 忘れていた母の姿か あるいは君か 延々と季節はめぐり ところを変えながら生きる私に 旅立つ昨日と、帰る明日と いつも風は優しく吹いている |
游月 昭
2014年06月23日(月) 21時53分38秒 公開 ■この作品の著作権は游月 昭さんにあります。無断転載は禁止です。 |
|
この作品の感想をお寄せください。 | |||||
---|---|---|---|---|---|
No.4 游月 昭 評価:0点 ■2014-06-28 17:59 ID:FBi49ZD.T0o | |||||
楠山さん、いつもありがとうございます。 青はヤッパリ青いの連想ですかね。 記憶力が低いのでこの詩の内容をはっきり思い出せませんが、過去を回想しているというのはあるだろうと思います。 忘れるっていうのは、ある意味素晴らしいことかもしれません。 自分の詩も新鮮に読めて。 また、いい思い出だけ、みたいに。 |
|||||
No.3 楠山歳幸 評価:50点 ■2014-06-27 22:46 ID:3.rK8dssdKA | |||||
読ませていただきました。 雨あがりと新緑が生命力を感じて良かったです。「青におされ」と共に妙に若々しい形を連想しました。 母と君、旅立つ昨日と帰る明日、ドラマチックでした。 表現が良かったです。 失礼しました。 |
|||||
No.2 游月 昭 評価:0点 ■2014-06-25 23:47 ID:m.6gUmQkDJ2 | |||||
青ガラスさん、お越し頂きましてありがとうございます。 男は女に、年老いて消えていく筈の母を求めるのではないか、などと「漠然と」思います。基本、男はマザーコンプレックスというところでしょうか。乳房は女の象徴ではなく、母の象徴かと。 恋、愛についての言葉の意味の明確な相違について真剣に考えたりするのですが、何故ですかね、母性愛について「漠然」なのは。理性がアンタッチャブルな膜を張るのでしょうか。 体シリーズは34あります。こちらには、あと2〜3作出そうと思います。 ありがとうございました。 |
|||||
No.1 青ガラス 評価:40点 ■2014-06-24 18:20 ID:6Sbbo4.76/Y | |||||
なにか、優しさに包まれたいという雰囲気ですね。 ホームシックなのかな? 3日後には帰るみたいですし、、 「旅立つ昨日と帰る明日」 もっと深い意味が込められているのかもしれませんね。 人恋しさが漂う風景、しっとりとした感じですね。 体を網羅するシリーズですか? お題に困らない企画ですね! |
|||||
総レス数 4 合計 90点 |
E-Mail(任意) | |
メッセージ | |
評価(必須) | 削除用パス Cookie |