Requiem for Sisi


君は壊れた永遠を
抱き続ける少女
誰も届かない幻を
独りさ迷う女

躍れ廻れ逍遥の騎馬
羽の一枚一枚を震わせて飛ぶ
あの白鳥と蒼穹をゆけ

あどけない少女の瞳に
ぱきりと入った罅
それはみるみる広がって
彼女の心臓を食べてしまった

ふんぷんたる薔薇の香り
密やかな菫の便りが
はらりと落ちて、


1898.9.10
 
 
笹竜胆
2014年04月16日(水) 23時01分14秒 公開
■この作品の著作権は笹竜胆さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
No one caught her.

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No.3  游月 昭  評価:30点  ■2014-04-20 20:27  ID:eN7YfPmp65A
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こんばんは!

長大な叙事詩の一節という感じで、
これだけではどうも、
流れがない、という感じです。
Sisiが浮き出て来ないかな。
No.2  笹竜胆  評価:0点  ■2014-04-19 02:17  ID:wYgzQgVuDaw
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>菊池清美さん
 感想どうもありがとうございます。技巧にとらわれて、肝心なところが伝わっていないようなので、まだまだ調整が必要ですね。一人の人間をその背景ごと詩に落とし込むのはつくづく難しい。最終的にはオーストリアという国の詩まで行き着きたいんですが、時間がかかりますね。
No.1  菊池清美  評価:30点  ■2014-04-18 20:40  ID:/dxzQ0Wmf36
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素晴らしい表現力は他を圧するものが有ります。

多分前作からの延長かと思います、年号でそう思いました。
暗殺などと言う卑劣な行為は如何考えても許されないし愚かな行為です。

作者が如何して他国の一事件に拘るのかが知りたかったですね。
総レス数 3  合計 60

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