うわさ

雨に濡れた茶色い石畳
みんな行かないこの曲がりくねった
道の先にある教会に

古い建物で枯れた木々は
まるで侵入者を拒むように
生えてるらしい

まわりのパステルカラーの
建物に隠れて建ってるらしい

理由は誰も分からない

何故か教会のドアノブをひねり

入ろうとすると気を失うらしい

気がつくとその街で一番高い

高台の鐘をついているらしい

そこからはあの教会が見える

教会の尖った屋根の先は

不気味に灰色の空を指している

らしい

二村廣

2014年03月02日(日) 14時12分39秒公開
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No.6 二村廣評価：--点 ■2014-03-18 18:40 ID:X2x5n/yrh02	PASS 編集削除
逃げ腰さんご感想ありがとうございます空白や言葉のつぎはぎ感でそういった不安定さを表すことができるのですねとてもよいアドバイスありがとうございますまたよろしくお願いします
No.5 二村廣評価：--点 ■2014-03-13 13:46 ID:X2x5n/yrh02	PASS 編集削除
青ガラスさんご感想ありがとうございますおっしゃるとおりかもしれません色の表現の振り幅が大きすぎたかもしれませんアドバイスありがとうございます
No.4 青ガラス評価：40点 ■2014-03-11 23:36 ID:6Sbbo4.76/Y	PASS 編集削除
語りかけ方と、らしい、の多用が醸し出す雰囲気が好きです。出だしの石段と、曲がりくねった道が想像を掻き立てていいですね。パステルカラー、がせっかくの雰囲気を壊してしまっている感じがするのですが、どうでしょうか。
No.3 逃げ腰評価：40点 ■2014-03-07 00:49 ID:G8fqwr4/eC2	PASS 編集削除
はじめまして！二村廣さん！良いと思います。「カフカ」の城を思い出しました。いつまでたってもたどり着けない、と。 >>入ろうとすると気を失うらしいもったいないと思いました。不可思議・不条理が創作の先ならもっと不親切で良いと思います。この一文はいらないか、変えてしまったほうがよいかなと思いました。それと、スペースで空間をあける手法はとても良いと思いますが、まだこちら側に「不安定さ・曖昧さ」が伝わりにくい。いっそ >>入ろうとすると気を失うらしいなら >>はいろ　とすると気を　しなうらしと字を落とすなどすると効果的かなと思いました。しかしながらとても楽しめました！ありがとう
No.2 二村廣評価：--点 ■2014-03-06 02:28 ID:X2x5n/yrh02	PASS 編集削除
游月昭さんご感想ありがとうございます自分がイメージして書いた状況にほとんどあっていて驚いています文のあいだを最初から空けなかったのも話してる主人公が相手の顔色を伺いながら話しているのを表そうとしたからですまたよろしくお願いします
No.1 游月昭評価：40点 ■2014-03-03 20:44 ID:qVUr7kcrwv.	PASS 編集削除
こんばんは！投稿された直後にコメント書いて、数日待ってみようと思って控えてましたがしびれを切らしてコメントします。 ↓↓↓ これは、他の人がどう思うかは分からないので敢えて「個人的に」と付け加えますが、面白いです。問題は、教会でも高台でもなく、というところ。想像を掻き立てられます。怪談話にしては下手なのですが(ｺﾞﾒﾝﾁｬｲ)、そんなことは全く問題なく、その怪談話を誰が誰にしているか、というのが私の読みです。あるいは、作者も意識してなのか。「実はね、～不思議な事にね、～～(怖いだろ?)～(おどろおどろしくゆっくり話しちゃおうかな)～、らしい。(どうだ、怖いだろ！)」「いやん、廣くん怖いよ！」「ああ、ごめんごめん、(ヨッシャ！)」みたいな。女の子に怖い話をして、ちょっと意地悪をする、付き合いはじめて間もない初々しさが想像できたという面白さでした。 (この意見で他の人が影響されるといけないので、後日コメントします。3/2 19:28) ↑↑↑ でした。語り手のシチュエーションに言及せずに、読者の誰もが私のようなことを感じたとしたらミラクルです。ノリで点数付けちゃいます。では。
総レス数 6 　合計 120点

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