君光雲間太陽似
雲が切れて
太陽が漏れる

醜い光

ただれた皮膚のような
オレンジ

雲のグレーには
悪趣味だと思う

雨が降れば
雪になるかもしれない

そんな希望を
穢す太陽

嫌いだと言った
君に感化された


晴れた日
太陽を網膜に焼き付けて
緑色のもやもや

目を閉じても
まだ残る

記憶や
感情や
そこにも
いるんだね

醜い太陽
君のように
目を閉じても
まだ消えない


いや
消せない




史裕
2014年02月11日(火) 08時24分29秒 公開
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No.2  游月 昭  評価:10点  ■2014-02-11 19:10  ID:sm5R9tKqGyk
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こんばんは!

 君去りて怨み辛みは夕陽さえ
      醜く覚え瞼にすがる

なんて下手な短歌にしてみましたが、
この詩に「醜く覚え」の「覚え」的な、
読者のためのガス抜きが無く、
ストレス発散詩という意味合いが強すぎる気がして、感情移入しづらいですね。
一工夫あると同じ気持ちになれるかもしれません。
No.1  石井大心  評価:20点  ■2014-02-11 12:15  ID:Lf8Xjdi/zBs
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とても言いたいことは
分かります。「ただれた皮膚のような
オレンジ」はイメージが湧かないです。
「雲のグレーは悪趣味だ」は私には届きませんでした。
でも、最後の部分はとても伝わります。
背伸びをしない詩は素晴らしいですよ、
総レス数 2  合計 30

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