氷柱(つらら)

冬の申し子氷柱
実はやっぱり太陽の子
地球に生まれて育つ仲間だ
陽を浴びてすくすく伸びる

伸びた氷柱は檻の格子
心を此処に閉じ込めて逃がさない
何処へも行きはしないのに
心配するほど軽くはない

春には氷柱も解けるけど
想いは二度とは流れない
たった一つの約束だから

ほんの短い間に
いやと言うほど裏切ったけど

もう最後だから裏切れない


菊池清美
2014年01月19日(日) 04時16分51秒 公開
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No.6  菊池清美  評価:--点  ■2014-01-23 03:14  ID:/dxzQ0Wmf36
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楠山歳幸さん有難う御座います。

ベランダの手すりに出来た氷柱です、朝日を浴びて輝いていました。
綺麗だったから取り合えず撮りました、成る程そう言うテクニックも有るのですね、何処か不満でしたがそう言う事ですか。
見た目に近いものが撮りたいと思いました、カメラも奥が深いですね、有難う御座います。
No.5  楠山歳幸  評価:40点  ■2014-01-22 21:57  ID:3.rK8dssdKA
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 読ませていただきました。
 氷柱を見る機会がないので、写真付きのとても雰囲気のある詩、うれしいです。檻の氷柱、初めて見たような気がします。
 氷柱に込められた気持ち、決意が伝わりました。太陽の子という表現も意表を突かれたみたいで良かったです。

 >心配するほど軽くはない
 >もう最後だから裏切れない

 など、この写真と作品はとても合っていると思います。

 余計なことですが、設定をAUTO、中央重点測光にしてみてはいかがでしょうか。ピントを一番光っている所に合わせ半押ししながら構図を決めます。しかし、この場合写真は全体に暗くなりますが……(上下は真っ黒でしょう)。カメラによっていろいろですので、ご参考まで。
 失礼しました。 
No.4  菊池清美  評価:--点  ■2014-01-21 04:21  ID:/dxzQ0Wmf36
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青ガラスさん、有難う。

氷柱朝日にキラキラしていてもっと綺麗だったんですよ、撮って見たらそれ程でも無くガッカリ、でも下手だからですよね。
いくら寒くても水が無いと伸びれない、それに気が付いたのは近年ですよ、氷柱も日が照らないと出来ないんだと。
身の回りにも気付かない事が一杯ですね、大まかにばかり生きているのかも知れません、有難う。
No.3  青ガラス  評価:40点  ■2014-01-21 00:31  ID:6Sbbo4.76/Y
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氷柱、北国ならではの題材ですね。
なかなか見る機会がないので見とれてしまいました。
陽を浴びてすくすく伸びる、考えてもみませんでした。
太陽の子。
閉じ込められてみたい美しさ、

それも春には溶けるけど
この想いは溶けて流れることはない、
でしょうか。
ロマンティックな設定ですね。

No.2  菊池清美  評価:--点  ■2014-01-21 03:39  ID:/dxzQ0Wmf36
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游月さん、何時も深く丁寧にお読み頂き有難う御座います。

フォトポエムは以前から書きたかったので題材を褒められると素直に嬉しいですね。
いい加減な気持ちで書いている気は無いですが其処まで理詰めでは無いですからお気に召さない所はご勘弁下さい。
隅々まで読んで頂くと適度な緊張が有って書くのが楽しく成りますね有難う御座います。
あなたの作も楽しみにしてますよ。
No.1  游月  評価:40点  ■2014-01-19 20:55  ID:sm5R9tKqGyk
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こんばんは。いつも楽しみにしてますよ。

今まで私が読んだ菊池清美さんの詩の中で一番いいと思います。
しかし、だから惜しい。
せっかく私情と繋がりつつある『氷柱』を、軽くスライドさせてしまって、通行人Aに格下げしてしまっています。

■解説します。

>春には氷柱も解けるけど
>想いは二度とは流れない

ここがこの詩の運命の分かれ道ですね。
「想い」に対しての「氷柱」の役所(やくどころ)が、悪役でもヒーローでも仲間でもない、通行人なんです。

題名が『通行人』ならば、
「通行人もいなくなるが頑張って歩ける」
という風に、通行人が居ても居なくても関係ない、と言っている。

氷柱にこの詩の半分を費やしたのは何のため?

『氷柱』が主題なら、下のようにでもしないと役不足。

       ↓強意
1)春には氷柱も解けて→想いはふたたび芽をふかす(orはばたくトカ)(→氷柱を悪者にすえる→太陽がヒーロー)
             ↓並列
2)春には氷柱が解け→想いも優しくなれる(→氷柱と同格)

詩文中のたったの二行ですが、想いと具象を繋ぐ要(かなめ)なので、長々と書かせて頂きました。

■感想

写真のような氷柱が心を閉じ込めるなり、心を表すなり、どちらにしても、良い題材を選ばれてますね。

良いものを読ませて頂きました。
ありがとうございました。
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