片方の人のしょうもない心情 |
はぁ、疲れた。と君はゆう。僕は、どうしたの?と君に聞く。何でもないよと君はゆう。そうか、と僕はゆう。僕と君、わかりあえる事はないと知りながら、一緒にいる。 どこへもいがず、近づきすぎず。微妙な距離で曖昧な会話。声はお互いに響かず、部屋に漂ったまま。そうやって、月日を重ねてゆく。交わらない二人。重ならない二人。しかし、どちらもこの絶妙なバランスを崩さない。不思議な二人。漂う二人。ひょっとして、片方が、欠けているのかもしれない。でも口に出さない。お互いわからないままにしておく。そうやって、わかりあえないまま、わかったふりのような絶妙な間で、終わりまで過ごすのも良いのかもしれない。あぁでもなんか退屈だなぁ。 |
河哀奏
2013年12月09日(月) 21時03分39秒 公開 ■この作品の著作権は河哀奏さんにあります。無断転載は禁止です。 |
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No.3 海清互 評価:30点 ■2014-01-12 04:21 ID:E5sHq2IEu2o | |||||
詩のセンスではなく小説のセンスで描かれているように感じます。 悪い意味ではなく良い意味です。 |
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No.2 游月 評価:30点 ■2013-12-23 22:11 ID:C997dWT1qRE | |||||
こんばんは。 この詩は、普通の散文詩とちょっと違っていて、技術云々というより、何か、内容でひきつけるものがあると思いました。 ラストの2文、 >終わりまで過ごすのも良いのかもしれない。 >あぁでもなんか退屈だなぁ。 の意味を入れ換えると、いい感じになる気がしました。 |
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No.1 陽炎 評価:30点 ■2013-12-12 10:46 ID:eM8nTjX2ERc | |||||
はじめまして、拝読しました この二人の関係が気になりますね 恋人同士ではなさそうだし かといってただの友達というわけでもなさそうで 微妙な距離をとりつつ、でも決してお互いを嫌いあってる風でもない いろいろと想像をめぐらし これはもしかしたら、自分とじぶんについて描かれたものなのかも と思ってみたり そう考えると、自分というものは解ったつもりでいても 実は何も知らなかった、ということにもうなずけるし 追伸 このサイトは投稿する際、かならず誰かの作品に感想を入れることが 利用規約によって決められています 次回投稿するときからでかまいませんので、感想を入れるようにしましょうね |
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総レス数 3 合計 90点 |
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