じゃがりこ、ぱぴこ、がりがりくん。

まいにちがすぎていくことが、
とても、せつない

なつがおわるので、
じゃがりこ、を、かった

おとうとのあたまにへっどらんぷをつけて
よなかにかぶとむしをとりにいったことも

いつかわすれてしまうように

やせていくちちおやも、
ははとみんなではなびをしたことも、いつか

ながれさってゆくというのだ

きょうは
ほうかごのおんがくしつで
もるだう、を、うたった

まどからは
あおいやまと、みずのみちた
たんぼくらいしかみえない、
そういうおんがくしつで、
おおきくくちをあけて、わたしたちは、もるだう、をうたう

わたしたちのもるだうは
とおくて
たかいやまのうえから
さっと、ふきおりてくるのだ

がりがりくんのように、まっさおに

じんじんとせみがなくはやしのなかを
まっすぐに、しずかに

わたしは
へらへらとわらいながら、
ただまっすぐな
もるだうをみつめる

もるだうは、わたしのことなどかんがえず
ただながれてゆくのだ




みかん
2013年09月11日(水) 22時43分49秒 公開
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No.3  中村さとみ with 青山カヲル  評価:50点  ■2014-02-17 01:32  ID:UArH7IFKfkk
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みかんさん!

遅すぎるコメントごめんなさい!
大好きな詩でした!
ほんとうによかった!
マジでね、泣きました。。

ありがとう!
No.2  陽炎  評価:30点  ■2013-09-13 20:14  ID:g3emUcYnoi6
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モルダウ、懐かしいです
中学の合唱祭で歌った記憶があります

ひらがなばかりだと読みにくい点はたしかにありますね
でも、だからといってそれがマイナスになるというわけでもなく
私はこの詩は、これで成功しているんじゃないかと思いました

この読みにくさが逆に、作者が云おうとしていることを
読み手に強く印象づけさせる、ということもありますから

ひとつ、タイトルにある、「ぱぴこ」
詩中に入れなかったのは何故なのかなあ、と
そこが妙に気になって
気になったらなんだか急に
「パピコ」が食べたくなってきちゃいました
No.1  SHIRIAI  評価:30点  ■2013-09-13 00:45  ID:m.6gUmQkDJ2
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みかんさん、こんばんは。

描かれるイメージは素敵です。
子供っぽいアイテムを使って、明るくしている分、内容の、「冷ややかに流され消えていくだろう記憶」を浮き彫りにしているところ。
>がりがりくんのように、まっさおに
なんていうところは、イメージ通りです。


さて、その反面、全てひらがなにした理由が薄すぎると思います。残念ながら、読みにくいところがマイナスになってます。

ひらがなにする理由が要ると思います。
私が考える、ひらがなにする理由
1.一部に使用して文をやわらかくする。文のバランスをとる。
→漢字ばかりだと堅く重くなるから。
2.全体的にひらがなで、ところどころ漢字にする。
→詩(語り手)を幼稚に見せる効果。
3.読みにくい理由を逆手にとって、読むスピードを緩ませ、たどたどしく、あるいは、一定リズムで無感情に感じさせる効果。

1〜3より、読みにくいが勝利!
ところどころ漢字を使う方が「わたしは」いいと思います。

細かいところですが、
「はは」さんは、「ちちおや」さんと夫婦なんですか?

マイナスの指摘が長くなってしまってもうしわけないのですが、この詩は結構良いと思います。

ありがとうございました。
総レス数 3  合計 110

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