夏の日は。 |
夏の日は 早々と時が経つのです。 目覚めてすぐに 日が暮れかけるのです。 だから決まって夏の日は なぁんにもありはしないのです。 わすれものを 探す暇さえないのです。 わすれものすら いつしかわすれてしまうのです。 何かを望むことですら もはや難しくなったのです。 夏の日は ほんとうに、なぁんにも なぁんにもないままに 気だるく過ぎてゆくのです。 そうして無味の飯をほお張り、 煙草を吸い吸い 落ちてゆく、 もどかしく落ちてゆく夕陽。 網戸につかまる蝉の抜け殻……。 それから、それから。 成すすべなく 長い夜が来てしまう。 |
toutotu
2013年08月12日(月) 01時54分14秒 公開 ■この作品の著作権はtoutotuさんにあります。無断転載は禁止です。 |
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No.3 SHIRIAI 評価:10点 ■2013-08-14 15:07 ID:.AOwAV2zTBA | |||||
点数が低すぎたので 追加しておきます。 | |||||
No.2 SHIRIAI 評価:10点 ■2013-08-14 14:08 ID:OjNIsuoFpuI | |||||
こんにちは。 空が曇っていても暑いですねぇ。 さて、そんな時に 夏の日は から始まる詩と 夏の日は から始まる詩 人が途中で交替している感じですね。 史裕さんと同じような意見です。 一節はおおまかに良いと思うんですが、 二節を、また始めからやってるように見えるんです。私が手を加えるなら、二節は、 気だるいものをずらりと箇条書きにする。 夏の日は 無味の飯をほお張り、 煙草を吸い吸い、 蝉の抜け殻は網戸にしがみつき、 夕陽は*もどかしく落ちて、 *成すすべなく長い夜が来て、 こんな感じです。が、 無味の飯、蝉の抜け殻、長い夜という言葉のピックアップがいいので、「もどかしく」や「成すすべなく」と言ってしまっているのがもったいない。つまり、問題を出して答えをすぐに言ってしまう広告の安っぽいクイズみたいなもの。 >吸い吸い の繰り返しが良い。 >抜け殻が〜しがみつき としたのは、暑さに「耐える」を暗示。 さらに夏の良さを逆手に捉える表現が幾つかあると、もっとだらけていいのに、と思いました。 二節の工夫が足りないように感じました。 しかし、視点のとっかかりは面白いとおもいますよ。 ありがとうございました。 |
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No.1 史裕 評価:20点 ■2013-08-14 11:21 ID:fS43f89H6ho | |||||
読ませていただきました 感想としては 淡々と棒読みさせる詩として成立させればもっと良いと思います。 途中に語句の繰り返しを入れることでリズムがでてしまい 全体の雰囲気が途中でだらけてしまうのではないかと 最後まで淡々といってラストにリズムを入れるくらいならいいと思いますが 中盤だと個人的にはよくないと思いました。 それでは失礼します。 |
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総レス数 3 合計 40点 |
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