遅れてきたa.k.a吉本追悼とか、とか。



9.11のテロリストたちは、なぜ乗客どもをおろさなかったのか?絶対的関係性を志向して乗客どもをおろしてから、貿易センタービルに突っ込むべきだったのだ、豚とゴミどもで溢れかえる飛行機。クソな意匠としての乗客どもを安全にランディングさせて、日常的興奮と呼ばれる惰眠を与え、逆にエリートたる銀行行員(口淫)、商社社員(シャイン)などなどなどなど、もろもろのアメリカ的な、近・現代的な、経済価値至上主義的な、シンボリックな記号たちのみを皆殺しにするべきだったのだ、優れたものたちは、すべからくあの時点で皆殺しにされるべきだったのだ、豚とゴミとクソどもを逆シンボルとする、つまりは親殺し、単簡にいえば戦争だったのだ、利益を(がっつり)世界へ向けて還元するべきだったのだ、なぜなら(と言うよ。これは本当に)極悪非道なモノは限りなく善に接近し、凡庸な人間がうそぶくありきたりな善は、限りなく悪に(あるいは害悪に)近かしい、だろう?   さて。   私は私が生まれてきたこの私という存在の責任を、私自身で受け止めます、背中に負います。ここに誓って。私の神に誓って。父母両性未生以前の私の責任を私はしっかりとこの血まみれの両掌で、今、掴んでいます。蚯蚓腫れが出来るほど強く。両親、の両親、の両親、の両親、の両親と彼方まで網目状に広がった関係性の先で、恐ろしい時間の怠慢の先で、誰一人、私に連なる祖先は夭折せず、おばはん、おっさんになるまで生き残り、おまんこをし、しゃぶり、舐め、ヨガリ、よだれをたらし、失禁をし、痺れ、鳥肌を立て、結果した子孫を残したのだ、その汚らしい地図の網目が、急速に縮み、減少し、先細り、震え、閃閃となり、極小のその、一点の、奇跡に集約される、クラミジアやスピロヘータのごとき単細胞の生命の誕生、その偶然の一瞬の、その一点の、その、その、その、ゼロの地点にまで責任を負います。私の、私だけの、彼方の神に誓って。   では。   善人なほもつて往生をとぐ。いはんや悪人をや。悪を行え、くだらない逆説ではなく、 単簡に純粋な力強い悪を賛美しつつ暴力を行使しろ、今すぐに隣人をぶちのめせ、ドアを蹴破って、幼子を嬲り、虫みたいに踏みつけにしろ。皆殺しにせよ。日本のシンボル、象徴、天皇陛下をシイギャクもうしあげろ、私の神、あるいは信仰を超えて科学が証明する……。

静寂。



うちだ
2013年08月10日(土) 02時13分55秒 公開
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No.5  うちだ  評価:--点  ■2013-08-10 23:50  ID:oE2tK3DWyuo
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楠山歳幸様

ご感想ありがとうございました。
さて、のところ、そうですね。いわれないと気づきませんでした。
しっかり読み直さないとダメですね。

>善人なほもつて往生をとぐ。いはんや悪人をや。
は、おっしゃるように歎異抄です。善人ですら往生できるんだから、悪人はいうまでもなく往生するにきまってんじゃんってことですよね。造悪論とかに発展する思想ですけども、マルキド・サドの登場人物にも見られる典型です。絶対の神を仮定すると、どうしても避けられない通り道というか。
ありがとうございました。感謝します。


SHIRIAI様

アマいですか。。。ご説明いただいた文章を読んで、それでもぼくは甘くなかったと思います。一人称で書いた理由が、イコールぼくの覚悟!?になるはずで、それをSHIRIAIさんは分かっていらっしゃるっぽい。
ぼくが返信で書いた『『私』は、ぼくではないし、批判でズタズタになることはないはずです。』というところに、ぼくの覚悟が見えないと思われたのでしょうか? 無責任だと? たぶんそうだろうと思います。
書き方が悪かったです、すみません。

まずSHIRIAIさんがぼくと『私』を混同してらっしゃるようだったので、それは違います、と申し上げるべきでした。
ですが、ぼくが書いた『私』については、ぼくが責任を負いますと明記するべきでした。
これは一人称で書くということを選択している、という時点で、わかっていただけるはずで、おそらくはSHIRIAIさんにも伝わっていたはずです。ぼくと『私』を混同しても問題ないけれど、それは違うんですよ、と申し上げるべきでした。

最後に、吉本氏は911の時もオウムの時も、SHIRIAIさんがされたような、人道主義的というか、ヒューマニタリアニズム的というか、な批判をされたようです。やはり。当然。で、ぼくが書いた意図はそこにはありません。なので、『なまめかしさ』に代表される穏当な言葉で書かれるべき事柄ではなかったと、今でも思いますし、ヒューマニタリアニズム的な批判を幾ら受けても精神がズタズタになるようなこともありません。というかありえません、原理的に。レイヤーが違いますもんね。
ありがとうございました。
No.4  SHIRIAI  評価:0点  ■2013-08-10 20:40  ID:FMdKuJEC1b.
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こんばんは。


>『私』は、ぼくではないし、批判でズタズタになることはないはずです。

→アマいんです。
私は、ちゃんと貴方の作者としての意図を理解できています。しかし、たとえば、

失恋して、何もする気がなくなった。
という詩を書いた場合、読者から、
「大丈夫、女は一人じゃない。」とか
「元気だして。」とか
「〜したら気が晴れるよ」
などの感想が送られることがあると思います。

一人称の立場で書いた場合はそうなり得ます。だから、この詩は作者の意図に反してかなり危険な問題作になり得るので、覚悟がいるのです。津波のことをこのように書いた場合は想像出来ると思います。


これを避けるには、第三者、神的位置から捉えるというのも手でしょうが、貴方はそれをあえて避けていることも想像できます。なまめかしさが欲しいのですよね。やめた方がいいとも思っていません。しかし、あなたは、9・11の被害者の前でこの詩を読み上げた事と同じなのです。その自覚は必要です。
No.3  楠山歳幸  評価:40点  ■2013-08-10 20:13  ID:3.rK8dssdKA
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 読ませていただきました。
 うにのような作品でした。棘だらけなのに殻の中に身があるような。うちだ様の、目をそむけたくなるような中に純粋さを感じる作品、素晴らしいです。
 さて、の所で場面が急に変わってやや違和感を感じました。作者様なら自然に書くことができるんじゃないかなあ、と思いましたがわたしが意図を汲みとれていないだけです。すみません。
 >善人なほもつて往生をとぐ。いはんや悪人をや。
 とぐが意味する所が解らないのですが不思議な余韻を感じました。わたしは宗教に汚染されているほうなので、こういう言葉が来るとズシ、と来ます。
 >科学が証明する
 現代版の福音(歎異抄?)みたいですね。わたしはその科学を探そうとして無学なため自滅してしまいました……。
 失礼しました。
No.2  うちだ  評価:--点  ■2013-08-10 17:19  ID:oE2tK3DWyuo
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ご感想ありがとうございました。
ぼくもこれ書いてるとき、なんかしんどかったです。ムカムカするというか。
ただ、ぼくはテロは卑劣だと思っていますよ、やっぱり。
なので『私』は、ぼくではないし、批判でズタズタになることはないはずです。(下手くそ!とかはしっかり甘受します。。。)
仮構した『私』は、吉本の『廃人』から911、オウムにコミットして散々批判を浴びた、あの感じを漫画的につくった、というか。ただ思想的に誤解を生む要素(わざとそう書いた、というのももちろんですが、)が多大にあったのだ、とこれを書きながらかなり真摯に考えられましたし、SHIRIAIさんに頂いた感想を読んでものすごく考えさせられました。
いつもありがとうございます、感謝します。

No.1  SHIRIAI  評価:0点  ■2013-08-10 03:43  ID:d0W/PevLH5Y
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アマいな。

さて、うちださん、こんばんは。
読みながら心が引き吊りましたが、これも詩なのでしょう。猛攻撃を受けるのは覚悟の上でしょうが、あなた(作者)の精神が(読者に)ズタズタに引き裂かれる報いを受ける事があるかもしれません。それはさておき、

>科学が
と述べられているのですが、テロの目的と、衝突の力学を理解していない。この語り手がテロリストであったならば、トレードセンターは今も立っていたでしょうし、日本の某銀行員の方々は日本で幸せに暮らしていることでしょう。

※内容が内容だけに、点数の基準が「良い悪い」である以上、付けることが出来ません。お許しください。

ありがとうございました。
総レス数 5  合計 40

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