真実 |
ある日の昼下がりの事だ 思い詰めた顔の彼は 告発したメモを残して 4階からその身を投げた 命が潰れる音がした 周りに生徒はいなかった 数分間誰も気付かず その身は地面に伏していた 赤いサイレンが列をなし 翌日のニュースに映され 校舎にモザイクをかけられ 首から上も隠された まるでそこにいた全員が 元凶となった奴らみたい 正義と憎しみが捻じれて 放火予告が広まった 暴行恐喝受けた上 身ぐるみ剥がされた写真を ゲイサイトへとアップされ 変質者のメールが絶えず ドラマのネタに使われた 社会へ訴えかけていた こんな事があってはならない そう言う奴は言うだけだ 多数決が美徳の国で こんなに多くの人々が 奴らを糾弾していても 潜在意識に勝てはしない どれだけ涙を流しても 土壌の肥やしになるだけで そこからまた悪意が芽生え 枯れた心がまた落ちる 誰にも自覚がないままで 異常な多数派に加わる 社会を教わるはずの場に 玉虫色の渦が巻いた そっちの空気はおいしいか? 綺麗な景色が見えてるか? |
TAKE
2013年07月30日(火) 02時05分01秒 公開 ■この作品の著作権はTAKEさんにあります。無断転載は禁止です。 |
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No.1 SHIRIAI 評価:10点 ■2013-07-30 18:39 ID:5PhxNt2MGXg | |||||
詩とコメントを合わせて、何を批判しているのか曖昧。おそらく、作者も曖昧なのでしょう。痛烈な批判を浴びせる場合は、 >何か などという曖昧発言ではなく、 問題解決策を模索するべき。 おそらく、「いじめ問題」であろうと思われますが、教育基本法云々ではなく、社会の仕組みの変革が不可欠になる。中途半端にアメリカナイズされてしまった日本では、こんにちのアメリカのような、子供を守ろうとするような人民の意識が欠けている。 小児性愛者は、監獄でリンチにあうことを知っていますか?住んでいる場所をまわりの人々に知らされることを知っていますか?子供を守るために、アメリカではそこまで徹底しています。語り手(作者とは別意)は何が出来たのでしょう。 まず、詩として、訴えるならば、人を批判するというよりも、詩中に、語り手が家族の絆を深めようとする描写などを「まず」率先して入れなければならないと思う。語り手(作者とは別の存在)は家族としっかりコミュニケーションをとっているのだろうか?この詩だけでは、単に無責任である。 しかし、問題提起にはなるので、この詩は無意味だと思っているわけではない。 まだ若いようなのでつっ走りがちなのは理解できるが、詩として発表するだけに限らず、物事にメスを入れる場合は、多角的に迫ることをおすすめする。敢えて言うが、 「ばか」では人は救えない。 知的、理性的な「ばか」になろう。 それが出来る、『ヒーローになるために人は勉強する』 これは持論です。 |
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総レス数 1 合計 10点 |
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