水族館
ガラス張りの世界で君は歌う
水を大きく吸い込み むせびながら飛ばすその声は
鈍い液体を 泳ぎ けれど 透明な壁に弾かれ 吸い込まれ 泡となって 消える

船乗り達が震えた 嵐を呼ぶ甘い歌
今 それは誰にも届かない

でも 彼らは君を笑うのだ
満面の笑みで眺めながら 君を笑うのだ
決して届かないガラスの向こう側で 阿呆みたいに不器用に 歌い続ける君の姿を

俺はガラスを叩く 水の中でしか生きられない君に向かって
知ったこっちゃ無い 思いっきり叩き続ける
叩き続ける

ガラス片 拳から血 水の抜け道
液体の奔流 悲鳴と怒号 喉元で息を呑む音 それらに混じってフルートのような音が緩やかに耳をくすぐった
えんがわ
2013年04月29日(月) 20時36分11秒 公開
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よろしくお願いします

PS ちょっと推敲

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No.7  えんがわ  評価:0点  ■2013-06-29 19:45  ID:1rXVLSXzIUI
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うー。
整理すれば、校正すれば、マシになるとのこと。
現状では詰めが甘いんだろうなー。詩心というか文章のセンスの無さはどうしようもなく。嬉しいご指摘を活かせるように、頑張りたい、なぁ。

>船乗り達が震えた 不吉な歌
>嵐の真ん中を切り裂く鋭角

この二行は、やっぱり違和感ありました。読み直して気づきました。
どうも乖離してる感じ。運良くSHIRIAIさんの感性にヒットしたようですが、全体の中で生きてなきゃ、小手先だけっぽい。
特に不用心につかった、不吉な歌声は、ちと変えてみます。

解釈は、想像してくれて、嬉しいです。ほんと嬉しい。
方向性というか、長い目で見てくれて、ありがたい。
もうちっと文章を磨きたい…… そんな感じです。
No.6  SHIRIAI  評価:40点  ■2013-06-25 00:09  ID:qVUr7kcrwv.
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えんがわさん、こんばんは。

これは、整理すればいい作品になりうると思います。

不吉というのは、ローレライの結果であって、実際は甘美な歌声だろうと思うので、そう書いた方がいいような。

以前の君の声は美しかった。
何らかの理由(結婚?)で籠らざるを得なくなった。
美声は失われたが、
(語り手による)きっかけ(離婚?)があって、再び美声を少し聞くことができた(将来の希望)。

声=笑顔や、才能など、声だけにとどまらない。
題材もいいし、比喩も面白い。
>嵐の真ん中を切り裂く鋭角←これは、
この詩にそぐわないと思うが、表現はうまいと思う。
「船乗り」は、「人々」とかでも伝わるかな?

とにかく、うまくなる才能があると思う。
その才能の手綱をしっかりひいて、御して下さい。(←校正のこと)
No.5  えんがわ  評価:0点  ■2013-05-31 22:26  ID:OzTd61mldZ2
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>うんこ太郎さん
何だろう。そうなんです。大切なものを無くしてしまいそうな時に書きなぐったものです。
形にしよう。っていうのは、ずしりと来て、輪郭が不確かでも何らかの形にしなけりゃとも思ったり、でなかったらもっともっともがいた物を書かにゃとも思ったりしました。こういうのを気軽に書けたら。

>歳幸さん
抒情的ですかー。勿体ないお言葉。自分でも自分の作風がよくわかってません。多分、楠山さんの方が自分よりも知っているようにも思えます。こういうのも受け入れて下さり、ほんとうにありがたい。

他作品も目を通していただき嬉しいです。

>くつひも。
もう気合入れまくって、オチで比較的、纏まった感じがしてたのですが、力が入りすぎちゃったようで。すごく参考になります。脱力しよう。

>鳥
は沢山の作品から影響を受けました。特に楠山さんの作品からは沢山。
元と比べると、あー、ダメだなーと思い、自己嫌悪に陥っていたので、すごく嬉しいです。黒いところで、黒く、頑張るぞー。食べ物ありすぎですね。食い意地がはってるようです。改めて気づきました。楠山さんは、是非、目を通して頂きたかった人だったので、こうして触れていただき凄く嬉しいです。
No.4  楠山歳幸  評価:30点  ■2013-05-28 22:20  ID:3.rK8dssdKA
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 お久しぶりです。読ませていただきました。
 僕はえんがわさんは抒情的な作風の方と思っていてまたそこが好きなので、激情的な作品に少しだけ驚いています。でもこれはこれで気持ちが現れていて良い作品だとおもいます。
 実は「くつひも」を一稿目のとき読ませていただきました。力が入りすぎて感情移入でやや混乱してしまいました。鳥?の話はとても良かったです。厳しい環境のわりに食材が豊富だなあということは置いといてよく考えられた設定、緊張感のある冒頭、人間性などドラマチックでした。
 なんか脱線してしまいました。
 失礼しました。
No.3  うんこ太郎  評価:30点  ■2013-05-21 22:43  ID:Sk8TrUaahuU
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えんがわさんの詩、好きですよ。
喪失感とか、届かないところとか、そういうことを
なんとか形にしようと工夫されているのかなとおもいます。
No.2  えんがわ  評価:--点  ■2013-05-04 20:22  ID:lJGJMnXPGCk
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ああ、余計な部分!
卯月さんの例を読んでみたら、ずっとシャープにクリアになってます。
船乗りとか、要らないっすね。

うーん、自分は最近、文章に余計な脂肪を溜め込んでいて、でも、秘して伝わらないよりはそれでもいいかなーと思ってるので、どうかご許しください。
いやー、むずいっす。特にこれは衝動的に書いたもので、もうちっと頭の中でこねくり回さにゃいかんっすね。

なんで主人公はイラついてんだろうなー。自分でも把握しかねます。何でだろう。
No.1  卯月 燐太郎  評価:20点  ■2013-05-04 07:30  ID:dEezOAm9gyQ
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「水魚」読みました。


●次の文章は必要ですか?
「水魚」と「船乗り」とどういった関係があるのかわかりません。

―――――――――――――――

船乗り達が震えた 不吉な歌
嵐の真ん中を切り裂く鋭角
その声は誰にも届かない

でも 彼らは君を笑うのだ
満面の笑みで見つめ合って 君を笑うのだ

――――――――――――――


●余計な文章を省くと次のようになる。
ところで、主人公は、どうしてストレスが溜まっているのですか?

――――――――――――――――――

水魚


ガラス張りの世界で君は歌う
水を大きく吸い込み むせびながら飛ばすその声は
鈍い液体を 泳ぎ けれど 透明な壁に弾かれ 吸い込まれ 泡となって 消える

決して届かないガラスの向こう側で 阿呆みたいに不器用に 歌い続ける君の姿

俺はガラスを叩く 水の中でしか生きられない君に向かって
知ったこっちゃ無い 思いっきり叩き続ける
叩き続ける

ガラス片 拳から血 水の抜け道
液体の奔流 声 声 声 喉元で息を呑む音 それらに混じってフルートのようなものが緩やかに耳をくすぐった


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