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さまよう眼球は、あおいことがなされている気分のときにでも溺死するのならば、すこしたりなかった足は、適切な位置に読点をうつように、ものうげに水風船のわれる瞬間の感嘆符で、夏、あるいは、℃、のような街の記憶と記憶のなかの街と、とりあえずそのようにして、満たされているものではなく、欠けているものにおいて表象されている身体と、街と、身体の記憶と、まずは声をだすことからはじめよう、ふるえない声帯と、枯れ葉のような声の記憶と、まだ新しかったシャツが首もとにこすれる、10月の風のような切なさは、泥のようにしずかにわたしの身体に沈殿し、海のなかで藻がゆれるように、ゆるやかに、そして上体をおこす、おおきく息を吸込んで(どちらかというと思念的に)それから千のなつを千切っては、瞼のうらにはりつけていった、海は、そのように言葉にすると、逃れてしまうものがある、さて、





はなこ
2013年07月16日(火) 22時24分47秒 公開
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No.15  はなこ  評価:0点  ■2013-07-30 23:01  ID:Iv5Hn9hS4ug
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弥田 さん
読んでいただけてうれしいです。
ありがとうございます。
わたしも自分で書いていてよくわかりませんが、
でも、なぞなぞでもないですし、
わからなくてもまぁ、良いかなとおもいます。
鼻歌みたいなものであればいいなとおもいます。
ありがとうございました。
No.14  弥田  評価:30点  ■2013-07-25 23:03  ID:ic3DEXrcaRw
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全体的によくわからなかったのですが、夏となつの違いもよくわからなく、ここを足がかりにもうちょっと読んでみようと思います。
わからないなりにもおもしろく拝読することができました。ありがとうございました。
No.13  はなこ  評価:0点  ■2013-07-23 23:26  ID:Iv5Hn9hS4ug
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詩葵 さん
読んでいただけてうれしいです。
ありがとうございます。
水とか、風みたいなものが書きたいですが、
水だ、風だ、とかいってると、
頭がおかしいひとのようにみえるので、
それは内緒にしています。
ありがとうございました。


藤村さん
読んでいただけてうれしいです。
ありがとうございます。
わいふぁいをとりあつかう仕事をしているので、
いろいろとお客さんとはなしていると、
うぃーふぃーとか、うぃーふぁいとか、
もーびる(モバイル)とか、
そういうなぞのことばがたくさんでてきて、
たのしいです。
ありがとうございました。
No.12  藤村  評価:30点  ■2013-07-22 19:37  ID:sg12n8JFuiY
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拝読しました。
わいふぁいがどういうものなのかもよくわかってないのですが、とりあえずそのようにして、とか、そして、それから、とか、そのように、とか、さて、とかいうことばをぼんやり眺めていると、満ちる欠けるとか、眼球と瞼との距離とか、逃れる、とかがなんとなく繋がってくる感じがして、これがわいふぁい! とかいうふうに盛りあがりました。おもしろかったです。
No.11  詩葵  評価:30点  ■2013-07-21 14:33  ID:L6TukelU0BA
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こんにちは読ませていただきました

おとな向けの童話を読んでいるような気持ちでした
こういう抽象的というか物語のワンシーンのような作品
わたしはとても好きな雰囲気です
ほんの少し羨ましさなんてものを感じるくらいです

透きとおったガラスのコップから
あふれてゆく水を連想させる詩でした
理由はわからないけれども
透明な文体ってこういうのを指すのかしらと
ちょっと考えながら読ませていただきました

批評は上手くできそうにないので
感想だけで失礼しますごちそうさまでした
 
No.10  はなこ  評価:0点  ■2013-07-20 23:19  ID:Iv5Hn9hS4ug
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笹百合さん、
今回も読んでいただけてうれしいです。
ありがとうございます。
ラムネですね。こんどはそういうのが書けるといいです。
ありがとうございました。


坂倉圭一さん
読んでいただけてうれしいです。
ありがとうございます。
泡ですか。なるほどそういわれてみると、
泡ばかりのような気がします。
ありがとうございました。
No.9  坂倉圭一  評価:40点  ■2013-07-18 00:46  ID:31Q5QOLXqEI
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不思議ですね。
泡の中にいるような心地よい気分です。

それなのにミステリーの要素があるようでいて、
必死に綱を辿っていくのですが、
やっぱり泡ばかりで……

お上手ですね。
No.8  笹百合  評価:30点  ■2013-07-18 00:31  ID:yC4Zy7uu51I
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 今度は心太、か。ま、うまいんだけどさぁ。何かきりりとしたものが欲しいよねぇ。かるく弾けるものでもいい。ラムネとかさ。
 しっかし、手がないのかぁ……。抜いてるんじゃなく、入る余地がないってのはきついね。
No.7  はなこ  評価:--点  ■2013-07-18 00:07  ID:Iv5Hn9hS4ug
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星野田さん
読んでいただけてうれしいです。
ありがとうございます。
最近、詩をどのように書き終えるのか、
ということがわからなくて困っているんです。
ここ何年かはわりと長編の詩を書くことがおおかったんですが、
やっぱりながいのは時間がかかるので、そればかりやっていると、
どこで手放すか、という勘みたいなものが、鈍ってくるかんじがしたんですよね。
おかわりが欲しい、とおもっていただけたのは、
ある意味では、よい手放しかたができたということなのかもしれません。
ありがとうございました。



zooeyさん
読んでいただけてうれしいです。
ありがとうございます。
ひとつまえのものは、うえからしたに即興的に書いたものですが、
今回のは、いろんな時期に書いたものの切り貼りなので、
やっぱり、なかなかすんなりとひとつにはならなかったですね。
次はもうちょっと上手くできるように練習します。
ありがとうございました。



SHIRIAIさんこんばんは、
今回も読んでいただけてうれしいです。
ありがとうございます。

>この詩を精神的に病んでいることの描写だとすると、「綺麗すぎる」とも思います。

なにかの描写にみえる、という時点でこの詩はあんまりうまくいってないんだな、
ということがわかりました。ありがとうございました。
No.6  SHIRIAI  評価:30点  ■2013-07-17 14:42  ID:5PhxNt2MGXg
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はなこさん、こんにちは。

これから述べることは、初心者のたわごとと思って頂いてもかまいません。思ったことをいいます。

さて、「へたうま」という言葉がありますが、これは「うまへた」という感じです。
あなたが私の即興詩に対して言われたことによく似た事が起こっていると思います。
仕返し!(←ジョウダン)
前作に似た「青い、溺れる、ものうげ、欠けて、枯れ葉、海の中、逃れる」意識ですが、
表現のパッチワーク。昔で言うなら「チンドン屋」「お祭り」
表現ひとつひとつをとってみると、上手いと思う。が、バラバラで派手。そのバラバラ感をねらっていると思うのですが、「青い、溺れる〜」ようにさせるものは、実はもっと嫌なものなのだろうと思います。
例えば「鬱」というものは、よく知らない人にとっては、動かない、しゃべらない、暗い、といった静かなイメージでしょうが、実は、絶えず意識に沸き起こる囁きに抵抗しているのではないかと思います。
この詩を精神的に病んでいることの描写だとすると、「綺麗すぎる」とも思います。
にぎやかな祭りの音が無音と同じ状態になって、参道にひとり立ち、笑っている人々をやり過ごす、
というような対比にはなっていないと思うのです。
しかし、技術が高いので、コノヤロ〜、です。

というような感じで、三下の私からは以上です。
No.5  zooey  評価:30点  ■2013-07-17 12:12  ID:L6TukelU0BA
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はじめまして、読ませていただきました。
正直、私は思考が言葉においていかれてしまって、
この作品を理解、というか楽しむことが出来ませんでした。
読んでいる間に、迷子になってしまうんですよね。
意味がどうこう、ということに縛られて読む作品ではないのかな、と思いますが。
それでも、読み返すうちに、
言葉や思考が区切りなく広がっていく様子に、
圧倒されるというか、自由さを感じました。
ゆるゆる、とか、そんな擬音が似合うようなつかみどころのなさ、
ゆっくり流れていくようすが、心地いい作品なんだな、と、何となく思いました。
あと、ひらがなの持つイメージの広がりってすごいな、と思いました。
他の方が仰るように、ずらしかたもそうですが(というか、表現において同じことのようにも思いますが)、
ひらがなの使い方によって、柔らかく広がっていく感じが出ているのではないかなと思い、
すごいなあと。

ただ、やはり私には言葉同士の繋がりがうまくつかめなくて、
やはりなかなか追いつけないです。
読み手の問題かなと思いますが。

あと、ひとつ前の作品はとても好きでした。
時間があれば感想を書かせていただきます。
ありがとうございました。また読ませてください。
No.4  星野田  評価:40点  ■2013-07-17 01:40  ID:BQAkycmOfIM
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こんにちは。はじめまして

作者さんの狙いとは違うのかも知れませんが、わらべ唄なんかを楽しむような気持ちでこの作品を楽しめました。
この、ちょっとずらすようなタイミングにあざとさがなく、すごいなと思います。

1センテンス(というかわからないですが)で作品が終わっていますが、
また違ったリズムに仕切りなおした2センテンス目、3センテンス目くらいまであっても良かったのになと思わされました。

おかわりが欲しい良さというか。
面白かったです。
No.3  はなこ  評価:--点  ■2013-07-17 00:53  ID:Iv5Hn9hS4ug
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うちださん
読んでいただけてうれしいです。
ありがとうございます。
うちださんの詩はもっと読みたいです。
これね、べつに良い評価をしてくれたからとか、
もちろんそういうことじゃないです。


卯月さん
読んでいただけてうれしいです。
ありがとうございます。
でも、わたしは卯月さんの作品は読まないですよ。
ごめんなさい。

No.2  卯月 燐太郎  評価:10点  ■2013-07-17 00:13  ID:dEezOAm9gyQ
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「wi-fi」読みました。

さっぱりわからんなぁ、この作品。
いったい何が言いたいのやら。
詩というものは、短い言葉でイメージさせるものだ。
そのイメージがこの詩では、わいてこない。

このサイトの「即興三語小説」の新作に「財政赤字とゆかいな仲間たち」という作品を私が書いておいたから、読んでみろ。
抽象的な物を偶像化させて、世界を描いている。
頭の悪い国会議員でもイメージできるように書いておいた。
小説のショートショート作品と詩とは違うが、どちらが世界を語っているか読んでみるがいい。

No.1  うちだ  評価:50点  ■2013-07-16 22:52  ID:oE2tK3DWyuo
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や、すごい。
たてつづけにすごいの読んだんですけども、もうなんか、書けなくなりそうです。
リズム感すごいす。ほんと。
ガクガクわざとズラされてるのに気持ち良い。前後に身体揺すって読みました。
すごいわ。
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