熱闘 |
うだるような暑さと 抜けるような青空に 蝉の声が響く 少年達の聖地 高架下に停まったバスから 緊張した面持ちで彼らは降りてくる 真っ白なシャツと 大きなボストンバッグ あずき色のタオルを 首から下げた人々が 駅から列をなして歩いてくる 彼らの青春をその目に焼き付ける為に ユニフォームに着替え 凛々しい顔立ちで 少年達は憧れの地を行進する 二組の列と宣誓の声 サイレンが鳴り響き 彼らの青春が始まる ガムシャラに夢を目指して 土にまみれながら汗を流す 金管楽器から流れる 流行りのJ-pop アルプス席の女生徒が 喉をからして声援を送る 一進一退の攻防が続き 9回裏ツーアウト二塁三塁 一点差を巻き返して逆転を狙う少年と それを阻止するプレッシャーを背負う少年 金属音が鳴り響き 白球が打ち上がった それは土の上を二度弾み 野手のグローブへと収まった 全速力のランナー レフトからキャッチャーへ渡るボール 一人が真っ白な五角形を踏み もう一人も後に続いた 一発逆転に歓喜する群衆 その一方でうなだれる群衆 マウンドのエースはキャップを脱ぎ グローブに顔を埋めた 本気でぶつかった涙は 決して恥にはならないから もう一度この地を踏む未来を願い 聖地の土を握りしめた 青い空へと吠えた夏 その思い出を糧にして 帰路へと向かう少年達は 青年の顔になっていた |
TAKE
2013年07月11日(木) 21時59分33秒 公開 ■この作品の著作権はTAKEさんにあります。無断転載は禁止です。 |
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No.2 史裕 評価:20点 ■2013-07-14 20:50 ID:dJ/dE12Tc8A | |||||
読ませていただきました。 詩というよりは、 随筆というか日記と言うかそう言うほうが近い思います。 より詩的にと考えていらっしゃるならば ご自身の心で感じられてことを 乗っける 自分にしか見えない風景を描写すると言うような感じでしょうか 言ってて僕もよくわからなくなってきたので そろそろ失礼します。 読ませていただきましてありがとうございました。 |
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No.1 SHIRIAI 評価:10点 ■2013-07-11 22:16 ID:IEB3nQY0M5k | |||||
こんばんは。 新聞記事のようで、まず確実に流し読みされます。 さらに、残念ながら、 >大きなボストンバッグ と >あずき色のタオルを の間が唐突で、記事には出来ません。 が、読み易いです。なぜなら、新聞テレビで何度となくすりこまれた常套句が出てくるからです。 日付がかわりましたら、 私の愚作を出します。 よろしければ、「批判」願います。 ではまた。 |
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総レス数 2 合計 30点 |
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