非行
心をつぶす音が
万力のきりきりという音と重なって
最後に
バチン
そうはじけた

滴るわけでもなく
割れた風船みたいに散乱して
ただ汚らしい

何度かそういうことがあって
私の中には汚らしい心が散乱して
キレイなものが一つあっても関係なくなってしまった

台無しだから
ここに
どれほどキレイなもの
いまさらあったって
台無しだから


もうどうでも良い


そういって
もう一つつぶれたものは
心じゃなくて

私だった
佳林
2013年05月24日(金) 14時23分03秒 公開
■この作品の著作権は佳林さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
作者からのメッセージはありません。

この作品の感想をお寄せください。
No.2  SHIRIAI  評価:20点  ■2013-06-15 05:36  ID:2un0QyHxhs2
PASS 編集 削除
おはようございます。

三連と四連は似通っている。

>そういって/もう一つつぶれたものは/
>心じゃなくて/私だった

「そう」がお好きですか。
心と私は別物ですか。

ラストにあまり意味がないと思う。
No.1  卯月 燐太郎  評価:30点  ■2013-05-25 01:29  ID:dEezOAm9gyQ
PASS 編集 削除
心をつぶす音が
万力のきりきりという音と重なって
最後に
バチン
そうはじけた

――――――――――――――
A>心をつぶす音が<
●何が心をつぶしたのかが、書かれていない。
家族か、友人か、他人か、社会か、宗教か、民族か、戦争か?

>万力のきりきりという音と重なって<
●「万力」はうまく使っている。

B>最後に
バチン
そうはじけた<
●「心」を具体的に描写してほしい。


C>滴るわけでもなく
割れた風船みたいに散乱して
ただ汚らしい<

●ここで、心を「風船」と描写しているが、「B」を読む限り「風船」よりも「ボール」を万力で締め上げたというようにイメージしてしまう。
また、風船ならば、万力で締めることもなくて、針で破裂する。
要するに、他人の針のような言葉で壊れるということです。


D>何度かそういうことがあって
私の中には汚らしい心が散乱して
キレイなものが一つあっても関係なくなってしまった<
●「何度かそういうこと」これが抽象的で、読んでいて「心」が読み手に響かない。


E>台無しだから
ここに
どれほどキレイなもの
いまさらあったって
台無しだから<

>どれほどキレイなもの<
●A>心をつぶす音が(心をつぶす)<を具体的に描いていないので、Eの「どれほどキレイなもの」も抽象的になっていて、読んでいて伝わらない。


F>もうどうでも良い<

●何が、どうでもよいのですか?
具体的に、書いてほしい、「どうでもよいものを」。
家族か? 友人か? 社会か? 他国での戦争か? 何がどうでもよいのか?


>そういって
もう一つつぶれたものは
心じゃなくて

私だった <

●ここは、結論なので、結果を書く必要があると思います。
「家族」を捨てたとか。
「友人」は、友人ではなく、自分は孤独だったとか。
「社会」は自分をつぶしたので、ナイフを持って繁華街に出たとか。

●ところでタイトルの「非行」と、作品の中身とどういう関係があるのですか?
タイトルと関連づける内容で具体的に「非行」を書いてください。


結論
抽象的だと、面白くありませんよ。
読み手に、すべてをゆだねるつもりですか?
具体的に書いて、イメージを読み手の頭の中に描かすこと。
――――――――――――――――――――――――
下記に「おともだち」という作品を 「小夜」さんという方が、書いておられます。
読むとわかると思いますが、すごく単純ですが、具体的に描かれているので、読み手に伝わります。


それでは、頑張ってください。
総レス数 2  合計 50

お名前(必須)
E-Mail(任意)
メッセージ
評価(必須)       削除用パス    Cookie 



<<戻る
感想管理PASSWORD
作品編集PASSWORD   編集 削除