じしょう、めんへら
せかいは、
つらいです。
きのせいだ、
とおもいます。

はね。
ふりそそぐ公園の色彩は、
きたないです。
みたくないので、
ひきこもります。

ふゆでした。
ぽよぽよと、
降羽がおわりません。
ぼくはなにもしたくなくて、
なにもしません。
いつまでじっとしているのか、
しぬまでです。
とてもさむいので、
こたつのなかでゆめをみます。

目立ちたくて、
天使の骨を食べる、
猫背の僕は、
笑われたくないから笑い、
すぐに恥ずかしくなり、
みんなの表情を馬鹿にし、
先生に怒られ、
不登校になり、
女々しく泣き、
父親に顔を殴られ、
何の因果だと暴れ、
父親の部屋の壁に自分の血をつけ、
母親に泣かれ、
父親に顔を何度も殴られ、
腹が立ち、
リビングで包丁を振り回し、
僕は天国に行く、
お前らを絶対に殺す、
と泣き叫び、
自分の右腕と腹を切り、
飼っていた黒いトイプードルを蹴り飛ばし、
父親にぶっ飛ばされ、
過呼吸になり、
母親よりも僕のほうが強く哀しんでいると信じ、
ベランダへ、
昼なのか夜なのか判別できないが、
星のように輝くものが見えたので、
まっすぐ手を伸ばしたら、
指が無色透明で、
もう何も掴めないんだと思い、
泣き崩れ、
墜落しました。

天空にいるときだけは、
僕も天使でした。

めざめて、
ながめて、
そとのまどが白すぎて、
めがおかしくなりました。
とりまつらいから、
あたまにちゅうしゃしてもらいました。

ことしのくりすますも、
びょういんで、
びょうきと、
あそぶのです。

びょうにんは、
にせさんたから、
びょうめいでよばれます。
ですが、
ぼくの幼名は、
びょうめいとはかんけいないそうです。
じゃあぼくの幼名は?

ちいさいころのせかいは、
こんなんじゃなかったです。

こどもは、
植物みたいなあしをばたつかせ、
きのせいだ、
といいはなちます。

地獄におちたくないのです。
反現代死は介護される子
2012年11月22日(木) 16時07分03秒 公開
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No.2  藤村  評価:40点  ■2012-12-10 00:58  ID:X.hGWCL/N6g
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地獄、がこわいのです、がすごいのではとおもいます。
No.1  うんた  評価:30点  ■2012-12-02 12:00  ID:iIHEYcW9En.
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 読ませていただきました。なんだかコメント書きにくいですけど、つらい感じが伝わってくる詩ですね。
総レス数 2  合計 70

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