ニューヨーク / ニューアーク港 |
群青の夜が明かるくなりだすと 遠い昔に絶滅した アパトサウルスのような 巨大なガントリークレーンが いくつもいくつも、港に浮かびあがる 大きな首を上下させて つぎつぎと コンテナを埠頭に並べてゆく 首筋はピンク色に照らし出され 滑走路からは薄汚れた銀色の輸送機が 冷たい空気の中に飛び立ってゆく 朝だ、ニューヨークに朝がやってくる 朝靄につつまれた マンハッタン島よ 腐臭のたちこめる魅惑の島よ 幾百とならぶビルの群れ 熱帯雨林のなかに 甘い芳香を放つ べっとりとした赤い花 どくどくと 島の内部へと生命を送りこんでゆく 韓国街、イタリア人街、日本人街、 ハーレム、ヴィレッジ…… この都市はいつか朽ち果てる とてつもなく巨大な死体 自らの骸を抱えながら ニューヨークは今日も 静かな咆哮をあげている |
千代の富士大好き太郎
2012年09月24日(月) 09時17分58秒 公開 ■この作品の著作権は千代の富士大好き太郎さんにあります。無断転載は禁止です。 |
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No.3 うんた 評価:--点 ■2012-09-29 08:27 ID:iIHEYcW9En. | |||||
■謝染はかなし様 ご感想をありがとうございます! 確かにご指摘の通り、擬音の繰り返し気になります。 韓国街、…云々は正直に申し上げると横着して書いてしまいました……。 技術的なご指摘ありがたいです。 もっとイメージ豊かに書けるようになりたいです。 今後もご指導よろしくお願いします。 ■RAW様 ご感想をありがとうございます。 未熟なものばかり投稿しておりますが、今後ともどうぞよろしくお願いします。 読むことは書くこと、見ることは描くこと、きれいな風景を見てもイメージが自分のなかで掴めずにただすり抜けてしまうばかりです。 詩を操るほどの言語の才能がないことを自覚したのは遠い昔で、 今でも自分に良い詩が書けるとは到底思えませんが、それでも趣味として上達したいですし投稿を続けたいと思います。 これからもどうぞよろしくお願いします。 |
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No.2 RAW 評価:50点 ■2012-09-25 23:32 ID:3.rK8dssdKA | |||||
読ませていただきました。 NYのイメージの中に人間の業を感じる迫力ある詩でした。一歩引いた雰囲気にまた迫るものを感じます。もし作者さまがエレガントさんでしたなら本領発揮という感じです。良かったです。 |
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No.1 謝染はかなし 評価:30点 ■2012-09-25 01:46 ID:8Yrp/4gAqh6 | |||||
現代詩ですね。全体的に言うことがないだけに、もっと?のある詩にすると良いと思います。 また「べっとり」や「どくどくと」という擬音や(他にも「いくつもいくつも」「つぎつぎ」などの繰り返し表現が気になる)、「韓国街、イタリア人街、日本人街」、「とてつもなく巨大な死体」、これらの文章はよくないと感じました。 また最後は「いる」ではなく「ながら」で終わったほうが着地が良いと思うのですが、その前で使っているために使いようがなかった、という印象を受けました。 |
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総レス数 3 合計 80点 |
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