空の色 |
今日はなんだか体がだるくて会社を休んだ。 次の日もやっぱり気分が悪くて会社を休む。 そうして1年後、気がつくと会社を辞めていた。 周囲は私のことを、ニートとか引きこもりと言ってせせら笑うのだろう。 何がつらかったのかも判らないくらいに鬱々と部屋で過ごす毎日。 これが自分だから仕方がないと自分自身を諦めてしまいそうになる。 そんなある日、部屋の窓から真っ赤な夕焼けをみた。 後から後から涙がこぼれ落ちた。 「私はまだ捨てたもんじゃない……」 次の日、人材派遣会社に電話をかける。 早速、水曜日に面談が決まる。 久しぶりの人との会話。 何を話そうか、何から話そうか。 そう考えながら歩く坂道の先は、雲一つない、真っ青な空が続く。 |
rab1
2012年09月04日(火) 22時25分31秒 公開 ■この作品の著作権はrab1さんにあります。無断転載は禁止です。 |
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No.2 佐久夜 評価:40点 ■2012-09-21 23:33 ID:D9ZMPaArHAo | |||||
しんどいときもありますよね。 でも外に出て日々を歩む。それがいちばん大事だって私も思います。 応援してます! |
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No.1 うんこ太郎 評価:50点 ■2012-09-10 08:37 ID:iIHEYcW9En. | |||||
すばらしいい詩だと思います、すでにがんばっているでしょうが、ご健勝とご多幸をお祈りします。 周囲のひとだって、冷たいひとばかりではないと思います。 ニートとかひきこもりと言って、せせら笑うひとはあまりいないものだと思います。 自分との勝負なのではないかと思います。応援いたします。 ありがとうございました。 |
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総レス数 2 合計 90点 |
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