食べかけのパンくず |
朝に食べ残した パンくずひとつ 昨日食べ残した パンくずひとつ 一昨日食べ残した パンくずひとつ いつ残したか分からない パンくずひとつ そうして溜まっていくパンくずが いつしか山となって、そして消えていく ぼくの中に残ってた後悔も いつしか消えて、なくなった 同じ日々を過ごし 同じ服を着て 同じように今日もパンくずを 残して、残して、残して いつしかすべてが消えてしまった |
葉津京一
http://hazukyouichi.info/ 2012年07月10日(火) 14時09分34秒 公開 ■この作品の著作権は葉津京一さんにあります。無断転載は禁止です。 |
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No.1 陽炎 評価:30点 ■2012-07-11 19:02 ID:o8nsDp1H04c | |||||
残していったパンくずは、多分ゴミ袋行きですよね そうすると、残した後悔というのも いずれ溜まったら捨てている というより、記憶の彼方へ抹消してしまう ということなのかな と、いま解釈しました 私の場合、一瞬にして失うことのほうが多いんですね だから、気がついたら何も残っちゃいなかった ということがほとんどです |
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総レス数 1 合計 30点 |
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