神様の不在証明 |
小さな船が君の世界を連れ帰った また 誰かが咳払いをする 大きな門を抜けて海まで 振り返らないように もう僕らはなにもないから 2つの選択肢に君はどちらを選ぶ 未来も過去もいらないなら 空白だけをあげるよ 苦しみをまた選ぶんだね 僕は少しだけ哀しい顔をした まだ冷たいまま待っている 神のプールで沈む夢 月まで行ったら僕を愛して きっと君は息をしたら忘れてしまうから また時がやってくる 僕に殺せと呼びかける 殉教者は列をなす 愚かな君は躊躇わない ごめんね いつも逢いたいよって伝えたかったのに 君がまさかそんなことをするなんて 僕は静かにふりかかる 息がやがてはじまる もうすぐ君のことも忘れてしまう 人の願いを叶えすぎた神様は 遥か昔に死んでしまった 本当の終わりまで、もう少し |
ロルカ
2011年11月21日(月) 09時09分50秒 公開 ■この作品の著作権はロルカさんにあります。無断転載は禁止です。 |
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