Bird
絶望的な逆境を前に立ち竦んでいた
何をやってももうダメだと思い込んでいた
君と会う日ももう来ないんだろうなと諦めて
灰色の街の中を独りさまよい歩いた

希望ってもんは待ってても向こうからはやって来ないぜ
そんな誰かの言葉が胸の奥にズドンと響いた
やってやろうぜ 会ってやろうぜ この手で届けてやろうぜ
願いを乗せた鳥よ君の待つあの場所まで向かって飛べ

飛べ


だんだんと兆しが見えてきてるような気がしてる
あと少しだもう少しだと心に鞭打って
それが徒労だと知った事が何度あっただろう
それでも負ける気はしないんだ自分自身には

そこで終わったら今まで生きてきた事に何の意味も無い
一番怖いのはそのままどうでも良くなってしまう事
ここまで来たら やりたい事を 納得と満足がいくまで
やり抜いてから幸せな顔をして君に看取られながら死にたい

死にたい


例えば電車の中でギターを掻き鳴らしながら
傷ついた人々に向けたこんなロックンロールを
ポカンとしてる乗客に向けて高らかに歌おう
知らんぷり出来るような他人事にはしないぜ

ニューヨークやダブリンじゃみんながやっている事なのに
この場所では法と羞恥心が僕らの希望を縛る
だからといって それが出来なきゃ 生きられないわけじゃないけど
そしたら君とも誰とも出会えてはいなかっただろうから 歌え

叫べ

生きたい

飛べ
TAKE
2011年11月08日(火) 11時26分07秒 公開
■この作品の著作権はTAKEさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
編集しました。

うんこ太郎さん、コメントありがとうございました。

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No.1  MOON  評価:30点  ■2011-11-14 19:11  ID:GuW8iUN2iGA
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詩に込められたメッセージが
ストレートに伝わってくる所が
いいなあと感じました
総レス数 1  合計 30

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