届かないラブレターを遺書と名付けた
たとえば
この体が
下へ、下へと
沈んでいくとして

その行きつく先に
君がいるだけで

僕はそれでもいいかなって
思うんだ



この世界から
大切なものを
たくさん取り除いて

僕の周りに何もなくなって
ただ
そういう
無みたいな空間が広がっているとしても

たとえば ほら
傍らに
君がいるだけで
僕は満足できるのかもしれない


知ってるよ
なんて言うかは
でも言わない


そうただ
きみをおもう


いつかその場所に
君のいる場所に帰れるなら

それもいいかな
って

そう
思うんだ


いつかまた
君に会えるのかな

それはもう
不可能なのかもしれないけど

いま
僕がいる理由は
僕が存在する意味は

ただ
君をおもう

そして

君とかつて
そばで
いっしょに

見て
聞いたことを

すべて


この世界に残すこと


僕が今生きていること
すべて君のためなんだ


僕の生涯を
君に捧ぐ
史裕
2011年10月30日(日) 13時06分05秒 公開
■この作品の著作権は史裕さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
作者からのメッセージはありません。

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No.4  玄地 祐文  評価:50点  ■2011-11-11 18:57  ID:OR/wFqmygW2
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相手を想う気持ちが沁みています
No.3  みづの  評価:20点  ■2011-11-05 02:53  ID:tUYcy0OjL5E
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拝読しました。

正直、くどい割に中身がないので、効率は良くない気がしました。
ラブレターなんでくどいのは構わないとしても、濃くないのであまりぐっとこないです。
おんなじことしか言ってないやん、って思いました。
こういう風にしか読めない自分がなんとも哀れですが、こんなカンジです。

失礼しました。
No.2  夕凪  評価:30点  ■2011-11-16 09:54  ID:qwuq6su/k/I
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 とても素敵な詩だとは思ったんですが・・。よく哲学書に 恋人同士は二人切りの世界で、回りが見え無くなると書かれてあるが。。これだと、恋文の相手の女性にはしっかり伝そうに感じた。他の方には、、だうなんでしょうか?詩って他人に読ませるものだし。。アタシが、その相手ならば五十点入れるんですが。
No.1  MOON  評価:30点  ■2011-10-30 21:57  ID:4BRNcPJyQRA
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全身全霊をこめてしたためた
ラブソングという気がします
と同時にスワンソングでも
あるわけなんですね
感動しました
総レス数 4  合計 130

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