無人の秋


独りぼっちになる気がないのなら
僕の側から離れてくれないか

独りぼっちにする気があるのなら
君の側まで近づいてもいいよ

季節が何時かなんてどうでもいい
本当にどうでもいい話なんだ

誰もいない駅で列車を待っている
来るか来ないか二人して知らない

ただひたすら待っているんだ
そうする事しか出来やしない

独りぼっちになる気がないのなら
僕の側から離れてくれないか

独りぼっちにする気があるのなら
君の側まで近づいてもいいよ

言っておくことがある
その家財道具一式は僕のだ

君のものなんかじゃない
手を出す気ならやるよ?

共有する二人分の思い出は
そっとしておいてあげる

独りぼっちの時に用いるために
ずっととっておけばいい

独りぼっちになる気がないのなら
僕の側から離れてくれないか

独りぼっちにする気があるのなら
君の側まで近づいてもいいよ


MOON
2011年10月23日(日) 21時27分42秒 公開
■この作品の著作権はMOONさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
まずタイトルが頭に浮かび
それから中身を作り上げました

おひさしぶりです

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No.4  MOON  評価:0点  ■2011-10-25 08:11  ID:nmR2mvDMTNM
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>水樹さん

ご感想どうもありがとうございます
本当にお久しぶりですね 覚えていてくださって
誠に光栄です 僕もとても嬉しいです
水樹さんの読まれた僕の作った詩はもう水樹さんのものに
なっていると言っても過言ではないくらい多彩なイメージに
縁どられた言葉による感想文として返って来ていますね
驚きと喜びをもって受け止めています

これからもまたよろしくお願いします

ごきげんよう…!

No.3  水樹  評価:40点  ■2011-10-25 02:55  ID:r/5q0G/D.uk
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MOON様、読ませていただきました。
普段見ない詩板ですが、タイトルに惹かれて開けてみたら、まさかのMOON様、本当にお久しぶりです。
無人の秋、素晴らしいです。エクセレントです。色々な事を想像しました。このタイトルだけで一作品出来るような、物語が独り歩きしてくれるような錯覚さえ覚えます。これも秋の夜長の悪戯でしょうか? 今度是非ともパク… いえ、インスパイアしたいなと、タイトルだけで満点を付けようとした私がいました。
久々のMOON様の詩、これは歌詞かなと思ったりしました。ロックバラードかなと。
人それぞれ印象は違いますが、輪郭が無い言葉の中で、唯一、違和感を感じたのが、「その家財道具〜」が明確かなと。そこだけ無人の秋色とは違う感触がしました。
それでも、読み返すと、中心のアクセントとして、「その家財道具〜」の前後が同じ言葉だけど、色合いが違う面白さを見つけたり。
無色の中での強烈な原色の一文に、またしてもしてやられたなと。
MOON様の詞、読む度に変化する楽しみを久々に味わえて嬉しく思います。
No.2  MOON  評価:0点  ■2011-10-24 07:32  ID:oMoUpztoOMY
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>謝染はかなしさん

ご感想ありがとうございます
染み入るお言葉ですね…!

No.1  謝染はかなし  評価:20点  ■2011-10-23 23:29  ID:GWcRNeDnHto
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これはこれで良いけど

また別の形で、生まれてくる言葉がある気がする。可能性は無限大。
総レス数 4  合計 60

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