悲鳴
僕はいつも
昨日の
明日を生きている

それで

昨日を
思う



この時

今日
そこに
僕の目線がない

後ろ向きと揶揄される

でも
正確じゃない


今の後ろ

違うよ

昨日
それよりずっと前の

10年前の
10年後を生きてる


君にとって
僕の10年前は
後ろかもしれない
でも


僕には違う

寄り添うように
離れられない
腐れ縁みたいにこびりついて


水に浸したくらいじゃビクともしないんだ

だから僕は
今日じゃない
あの時の10年後を生きている

前を向いて
歩いている
ただし


目はつむったまま


なんでか?


僕には今日でしか昨日を見れないから
今を生きることができないから

昨日の夢を見る
10年前の夢を見る


たすけて
史裕
2011年10月10日(月) 13時24分54秒 公開
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作者からのメッセージはありません。

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No.4  史裕  評価:--点  ■2011-10-18 06:07  ID:vnsqb66jc72
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>陽炎さん
ご感想ありがとうございます、いつも参考になります。ありがとうございました。

>はしずめまいさん
ご感想ありがとうございます。自分勝手に感情吐きだして散らかってしまった感じなんですが、読んでいただいてうれしかったです。

>ウンコ太郎さん
ご感想ありがとうございました。いろんな詩を読んでいただけているようで励みになります。
また読んでいただけたら嬉しいです。
No.3  うんこ太郎  評価:40点  ■2011-10-11 12:06  ID:MSnHZH1V1XI
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良かったです。ついつい自分自身の10年前をふりかえって読んでしまいました。
史裕様の詩では最後にふわっと詩を印象づけるような言葉がくるところが好きです。
今回の「たすけて」もそれまで理屈っぽく無理して耐えていたのに、
急に耐え切れなくなって悲鳴がこぼれてしまったようで、印象的でした。
私は「中濃ソース」が好きですが、もしかしたらこの作品の方が好きになるかもしれません。
No.2  はしずめ まい  評価:30点  ■2011-10-10 19:18  ID:4jK5Q7AefPo
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拝読いたしました。

中学時代、友人から過去にしがみつくだなんて、馬鹿らしいって言われたことがあります。

でも、忘れられないこと、引きずってること、一つはあるだろうよ、と。そう思うのは今も変わりません。

と、貴作を拝読しまして、そんなことが彷彿させられました。

ご自分がいちばん楽な姿勢であれば、構わないとわたくしは思います。


御慈愛のほど。
思いの丈を叫べる場所があるのは、しあわせなことですね。
No.1  陽炎  評価:30点  ■2011-10-10 19:12  ID:dJ/dE12Tc8A
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視点が面白いですね
10年前の10年後なんて
なかなか思いつかない発想です

あの日置き去りにしてきた何かが
きっといまもずっと気がかりでしかたがないのかな
それより、あのときの感情がいまも
鮮明に色濃く残ったまま
今日までたどり着いてきてしまったのか

過去は決して過ぎ去ったものではないのだということを
思い知らされる詩だと思いました

ただ、ラストの「たすけて」
これだけは余計だったように思います

そのフレーズを入れなくとも
十分、作者さんの生きづらさは伝わってくるので
あえて、入れなくてもよかったかなと

余計なことでしたらごめんなさい
総レス数 4  合計 100

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