どうでもいい
[illust1]どうでもいい、と叫んだ僕
何もかもが憂鬱だ。 何もかもが哀しい。
でも、誰にも解ってもらえない。やさしかった君も困ったように笑うだけ。
かなしい、くるしい。死にたい。
何度も手首に刃を当てる。それしか、僕には出来ない。
この真っ赤な血を見て、心を落ち着かせることしか出来ない。
僕の中の悪魔が唸る、もっと、もっと、と。
何を求めているのかは知らない、知りたくない。
逃げた、僕は。
悪魔から、逃げた。 でも、悪魔は追いかけてくる、おいかけて、僕を捕まえる。 どうしたら、いいのかな・・・、
だから、僕は決めた。
悪魔を退治することにした。
簡単なことだ、今、持っているこのナイフで悪魔の心臓を抉り出せばいい。
ちょっとだけ、痛いけど、悪魔を退治するためには、この方法しかないんだ。

グサッ 赤い血がほとばしる。 悪魔が翼を広げ、口を開き、その醜い顔で哂ってる。

あぁ

僕はまけたのか 負けちゃったんだな・・・。

さようなら
村橋 ももこ
2011年10月02日(日) 02時43分51秒 公開
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