『もう』 |
ふさがっている 何もかもと言ってもいいほどに ふさがっている 何もいらないと 言った数の願望が 過去にはある 『もう要らない』 『もう』 という言葉に たくさんの 『欲しい』 隠れている 僕は今までいくつの 願いや 希望 そういうきれいなものを みなかったことにした? それで何を 守ってきた? これから 何を守る? もう要らない でも欲しい なんで 要らないって思った? こんなに あふれるほど 欲しいのに 何を守って 何をふさいだ 全部答えてやる 自分を守って 自分をふさいだ もうなにもかも そういっていいほどに ふさいでいる 『もう』 散乱して きたならしい おれの 逃げた足跡 使うたびに 屑になってく せめて星屑になれるなら 『もう』言いたくない |
史裕
2011年09月25日(日) 15時37分10秒 公開 ■この作品の著作権は史裕さんにあります。無断転載は禁止です。 |
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