生き残りの僕ら |
また今日も誰かが 線路に飛び込んで 数え切れぬ人が 足止めをくらった 車輪が彼の身を 引き裂いたその時 遠く離れた地で 産声が響いた 少女が生まれたその場所は 四六時中爆発が起き 彼女をあやす母の胸を 小さな銃弾が貫いた 生きて 生きて 早く終わらせよう 無駄で愚かな 犠牲ばかりを生む この時代を また今日もどこかで 大地震が起きて 数え切れぬ人が 愛を思い出した やれば出来る子だと 証明する時だ 瓦礫をかき分けて 人が他人(ひと)を救う 自分の為と思う事が 見知らぬ誰かを助けたり 誰かの為と思う事が 何にも負けぬ力になったり 生きて 生きて 僕らは繋げよう 心震えて 誰かを守りたくなる連鎖を 誰しも傷つけ傷つけられる無情なやり取りを繰り返すけど 気の済むまで泣いたその後は笑い 幸せばらまく事件起こせ 生きて 生きて 死にたくても生きて そこに意味を 今は見出ださなくてもいいから 生きて 生きて 幸せを掴んで それが僕らに ただひとつ出来る事かも知れないから |
TAKE
2011年06月05日(日) 03時53分36秒 公開 ■この作品の著作権はTAKEさんにあります。無断転載は禁止です。 |
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No.1 AM12:27 評価:40点 ■2011-06-25 14:02 ID:6G1KAS8HmaE | |||||
こんにちは。 私にはかけない、無駄のない言葉が並んでいて、すごいなあと思いました。 地震の後に詠んだものかと思っていたのですが、実は前だったなんて、驚きです!! 一秒一秒を大切にってことですよね♪気づけば忘れている命の大切さ。改めて考えさせられました。 良い詩を、ありがとうございます♪ |
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総レス数 1 合計 40点 |
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