雨と桜と
【五月晴れに】

 行きずりの人にあなたの面影を見て泣いた 桜散る五月晴れ

【蕗の葉傘はがさ

 泣き出した桜並木に誘われて歩いて行こう蕗の葉傘はがさ

【雨宿り】

 「生憎の雨ですね」 言いながら鼓動早まる二人きりの雨宿り

雨間あまあい

 雨間あまあいに溶けて広がる静寂を飛び越えかえる池へとかえる

紅月 セイル
2011年05月21日(土) 01時55分07秒 公開
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■作者からのメッセージ
お久しぶりです。
4月と5月頭に書いた雨と桜の入った作品です。
相変わらずの作品ばかりですが感想・批判もらえると助かります。

この作品の感想をお寄せください。
No.4  紅月 セイル  評価:0点  ■2011-05-26 17:16  ID:NLqUMe0o8bo
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>闇の吟遊詩人様

再びの感想ありがとうございます。
そうですね。
私が目指すところはやはりそこです。
趣味程度のものですがやっぱりまだまだ精進したいですね。
No.3  闇の吟遊詩人  評価:0点  ■2011-05-25 05:48  ID:h9/hf8U/ytc
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『雨と桜と』のような既存の作品に囚われない短歌に挑戦するのは素晴らしいことだと思います。最初の三首に関しては「読みにくくても、いい短歌」と感想を追加しておきます。もし、さらなる高みを目指すなら「読みにくくても」なんか読者が気にならない作風を確立すればいいと思います。そして今のままの『雨と桜と』を「読みにくくても」気にせず楽しんでいる読者もいるはず。人の評価は「十人十色」。褒めてもらいたいところを酷評され、自信が無かったところを褒められる。私もそんな経験を何度もしました。酷評されて傷つくことも多いですが、同時に「だから読者の声は面白い」とも思っています。志賀直哉みたいに「批評なんか俺の知ったことか!」って物書きもいるけど(笑)。
No.2  紅月 セイル  評価:0点  ■2011-05-24 20:59  ID:Gm7YRMpNJ1E
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>闇の吟遊詩人様

初めまして、感想ありがとうございます。

この四作品、確かに全体的に読みにくいものばかりです。
今までは読むことに重きを置いた作品ばかりだったのでここ数ヶ月はちょっと変わったことをしてました。
数ヶ月前まで私の頭にはリズムを無視するという考えはありませんでしたがある詩集を読み「こういう捉え方もあるのか」と思いちょっと挑戦してみました。

雨間についてですがその通りですね。
蛙と帰るを重ねただけでそれ以上を何も考えていないものです。
ひらがなのままよりは漢字の方がまだ見れたように思えます。
読むことを度外視しすぎてますね。

No.1  闇の吟遊詩人  評価:20点  ■2011-05-25 05:47  ID:h9/hf8U/ytc
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蕗の葉傘が好きです。ただ、声に出して読んだのですが全体的に「読みにくい」です。たとえば

雨間に溶けて広がる静寂を飛び越え(かえる)池へと(かえる)

……意図して(かえる)を重ねたのでしょうが、前半とスムーズに連結していないため、リズムが乱れて読みにくいです。

私に「歌の才能」なんてないし、「失礼なこと」と思いつつ、私も「雨間(あめま)」を詠んでみます。「蛙(かわず)」も使い、「波打つ」は「起伏して揺れ動く」という意味を使用します。

雨間より溶けて広がる静けさに 蛙飛びこむ池は波打つ

……「松尾芭蕉のパクリ」みたいな内容ですが、朗読しやすいでしょうか? 「声に出して読みやすい詩」には自然とリズムが生まれます。もっとも「リズム無視の歌人・詩人」もいますし、「私のマネをしなさい」なんてことは口が裂けても言いません。「参考になればいいのですが、どうでしょう?」というだけの話です。「役に立たん!」と思ったら、私の意見なんて無視してください。

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