ストロボ |
ハロー、ストロボライツ 刹那的な私 くりかえし訪れる朝焼けは 断続的なそれであるのか? ぬるま湯の底から見ると 約束通りに落ちてくる 青い空でも赤い雲は 果たして熱を連れてくるのか? つまりは チェイン によって 踏みとどまっている いけない とは思いつつ 手を伸ばしかけて やめる けれども 届きそうで 届いてしまいそうで 危ぶんでいる この営み また観に来てね もしくは会いに 来て とにもかくにも 温めなおしたアスファルトには 夜になると白い灯りが どこまでもうねっていって 波のよう ひとりで泣いている その涙のスピードからして おそらく熱を帯びている まだね 水槽にかくまわれた デイライト の末に 降り注ぐ エサとか モノの発光 違う海に咲く ってこれか 悲しみにくれる前に 生き抜かなければならない という締めくくりの詩 その鮮やかすぎるもの言いに 私はこくりとうなずく 照らされた蟲みたいに 暴かれて、崩れ落ちる 瞳を刺すのはやっぱりおまえか ハロー、ストロボライツ そんでもってバイバイ |
みずの
2010年12月30日(木) 01時11分30秒 公開 ■この作品の著作権はみずのさんにあります。無断転載は禁止です。 |
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