銃声ラブレター
 かつ、かつ。
 固い音を響かせて歩く。真っ平らな床を踏む足取りは、重くもなく軽くもなく。静まり返った無人の廊下を、迷うことなくただ真っ直ぐに。
 ふと足を止めて窓の外を見ると、今日も予定通りの曇り空だった。内蔵された気象予定デバイスの起動コマンドを呟き、視界に列島図を展開する。西暦23××年、7月24日――――曇り。確認して、再び歩き出す。
 しばらく歩き続けると、やがて長い廊下の突き当たりに行き着いた。スライドドアの横に据えられた、小さな機械に向けて呟く。
「おはようございます。暗証番号****、No.03です。オープン」
 声紋に反応して、レンズの脇のランプが赤から緑に変わった。認証しました、と機械音声が返す。足を引いて。
 音もなく左右に開いた白いドアを潜ると、その向こうには見慣れた景色があった。薄暗く、広い研究室である。最新機器が厳かに並び、密やかに稼働を続けている。微かに聞こえる作動音が、埃を被った空間に鈍い振動を伝えていた。
 その奥に、一人。薄闇に紛れるようにひっそりと、こちらに背を向けて机に向かう人影。そちらへ固い足音を立てて歩み寄る。彼は気づいたようだった。
「ああ、君か。よく来たね」
 初老の男性である。しかしその容貌に見合わぬ嗄れた声だった。まるで一世紀を生き抜いて、枯れ果ててしまった老者のような。
 いつも通りだ。何も変わらない。
 軽く会釈して、踏み入る。彼の元へ。振り向く男の憂いた雰囲気が、古ぼけたシワだらけの白衣と合致して妙に様になっていた。
「はい。おはようございます、博士」
 かしゃん。
 音を立てて両足を揃える。椅子を軋ませてこちらと向き合った彼に、一言。

「貴方を殺しに来ました」

 老博士は、静かに笑った。
***
 机に向かう彼は、音もなくタイピングを続けている。傍から見れば、空中で指を動かしているようにしか取られないだろう動作だ。しかしきっと彼の視界には、無数の数字、或いは文書が並んでいるのだろう。
 網膜に直接映る、個人用デスクトップ。以前は専用の機器があったという話だが、僕はその時代を知らない。
 直立不動のまま、しわくちゃの背に問いかける。
「今日は、何をしているのですか?」
 反応は鈍い。こちらが相手への音声を発してから、3、64秒。答えが返る。
「…………ああ。遊びだよ」
「遊び。仕事では、ないのですか」
「仕事さ。しかし意味はない」
 彼の手は、止まらない。
「私の仕事に意味はない。君と同じだよ、03」
 自嘲でも嫌味でもなく。親しみの感情すら、読み取れる一言だった。
 彼の言葉に首を振る。せめて否定するために。
「意味がないとは思っていません」
 ガラス質の目に、閉塞的な世界が映った。当たり前のように続ける。
「少なくとも、僕の仕事は」
「嬉しいことを言ってくれるね」
 博士は苦笑したような気がした。そこで初めて手が止まる。
「外に行こうか」
 この人が何かを提案するのは、ずいぶんと久々のような気がした。
***
 大きな研究施設の扉を抜け、二人並んで歩いていく。空と地面が繋がった、濃灰色の景色の中へ。
 きっと自分達は奇怪な二人組に見えているのだろうなと、そんなことをぼんやり思った。
「今日は、晴れるかい」
 不意に、博士が呟く。すぐさま気象予定デバイスを展開して、首を振った。
「終始曇りです。明日は雨で、2時頃にはやや大きめの地震が来る予定です」
「それは残念だ」
「でも、」
 言い訳のように。
「明後日は、晴れるかもしれません」
 気象予定は、一ヶ月先まで正確に出ている。
 聡明な博士は小さく笑んで、歩みを止めずに呟いた。
「優しい子だ」
「博士の息子ですから」
「嬉しいね」
 並んで歩く。当たり前のように。
 ふと気になって、口を開いた。
「博士は晴れが好きですか」
 今度の答えは、先程よりもやや速く返る。
「君と初めて会った日は、晴れていたからね」
 ああ覚えていた。
 違う。僕は忘れない。
「恐縮です」
「良くないね」
「…………嬉しいです」
「ああ、それが良い」
 やんわりと、諭すように。
 続く話題を検索するも、上手い言葉が見つからなくて。目線を逸らした先に、ふと濃灰以外の色彩が映った。水道水の湧き出る噴水を、ぐるりと取り巻く極彩色。
「ああ、花だね。君、種は分かるかい」
 僅かに弾んだ博士の声に、頷いて花壇に近寄った。手を花弁へ向けて伸ばすと、ぶぅんと微かに極彩が揺らぐ。続いて、花の前に小さなウインドウが表示された。
 キク科、メランポデュウム。鮮やかな黄の花びらは、風に揺れることもなく。
「ホログラムか」
 そう呟いた博士は、何処か残念そうに見えた。
 花弁から手を引き、僕は仮想の花々から目を外す。戻りながら口を開いた。
「四季に合わせて、花を植え替える手間が省けます」
「それは手間かい」
「手間でしょう。それに」
 釈然としない様子でいる彼の、隣に立ってまた歩き出す。目の前には濃灰の世界。
「これならいつまでも枯れませんよ」
 続けた言葉に、彼は一言。
「私は枯れる花が好きだ」
 自嘲の篭った一声に、でも、と音が放たれた。出処は自分の口だった。
「貴方が作ったものでしょう?」
 博士はぼそりと呟き返す。
「果たして偉業だっただろうか?」
 続く言葉のないままに。
 博士は、くるりと踵を返した。
「戻ろう、03」
 親しげに。
「仕事がある」
 放たれた声に、頷いた。
***
 窓の外はもう暗い。視界の隅で時を刻む青白いデジタル数字が、日付変更が近いことを知らせてきた。頷いて、しわくちゃの白衣を見やる。
 そろそろ彼の仕事も終わる頃だろう。遊びと称された空虚な数字の変動は、今日もまた一区切りを迎える。
 そして、僕の仕事も。
「昔は、これにも意味があったものだよ」
 こちらを振り向かないまま、博士が不意に声を上げた。嘆くような憂いを帯びた、それは平坦な音声だった。僕は答える。
「その膨大な計算がですか」
「ああ。科学に行き場がなくなってから、あらゆる数字は意味をなくした」
「よく解りません」
「それでいい」
 博士の背中を見る。0時まで、あと少し。
「無味乾燥でも仕事だよ。行き止まりなど知りたくなかった」
 憤りや悔いというより、寧ろ苦笑するような。感情は磨耗するのだろうか。彼を見ていると、そんな気がする。
 視界隅のデジタル数字を見た。あと、30秒。
 かしゃん。歩み寄る。
 20秒。
 10秒。
 3、2、1

 ゼロ。

 腕を上げる。
「ああ――――もう、そんな時間か」
 彼が、手を止めた。
 ゆっくりと上がった顔の裏側に、白の混ざった後頭部に、黒い銃口を突きつけて。待っていますよ、と呟いた。
「終わりませんか」
「いや、もう終わるよ」
 たたん、と仮想のキーを叩いて。彼はゆっくりと、腕を下ろした。
 撃鉄を上げる。
「03」
 懐かしい声だった。
 老いた博士は虚空へ問いかける。答えは返らないと知りながら、それでも。
「生まれて幸せだったかい?」
 黙したままで目を閉じて。引き金を引くと、乾いた音が手元で破裂した。
***
 べっとりと机に張り付いた赤を、清潔な白い布で拭った。臭いを消すために窓の開放コマンドを呟いて、空調管理システムから風を入れる。
 後始末にはもう慣れた。そこまで済ませて、部屋をぐるりと見渡す。
 博士の身体は、ない。
 ――――きっともう“回収”されたのだろう。
 事切れた彼は中央管理室に運ばれて再構築され、バックアップの記憶を挿入される。そして、また明日ここに訪れる。まるで何事もなかったかのように。
 銃を、ホルダーに挿した。

 人が死ななくなってから、もう何十年になるだろう。
 
 役目を終えた肉体は町を網羅するシステムによって速やかに回収され、最新のクローン技術によって復元、或いは複製される。脳波を電子で記録して、毎晩自分の思考、記憶のバックアップを取っておきさえすれば、あとはそれを肉体に組み入れるだけでいい。
 体も、心も、蘇る。
 死んだ人間の行く先は、冥土ではなく翌日のベッドになった。
 それは人類史上最大級の、偉大な功績だと、人は言う。
「ええ、そうでしょう。そうですよ」
 主の消えた、広い研究室に佇んで。
「貴方は凄い方なのです」
 彼がその言葉を望まないとしても。意味を持たない独白だとしても。
 続けながら、僅かに首を傾げた。無意味。無価値。いつからこうも大切になった。
 終わりのない世界で、ずいぶんと、人間染みたものだと思う。
「僕は、幸せですよ」
 死を克服した科学者が、ある日気紛れに命を作った。
 機械仕掛けで動く人形に、心と言葉と仕事を与えた。
 それが僕だ。
「では、また明日」
 おやすみなさい。低く、小さく、そう呟いて。
 役目を終えたアンドロイドは、無人の机に背中を向けた。
***
 ――――私を殺して欲しいんだ。
 ああ、よく晴れた7月だった。目覚めた僕に彼が言った。ひどく、申し訳なさそうに。
「何か、意味があるのですか?」
 初めて渡された銃の重さを、無感動に手のひらで包んで。
 死ぬために自らを造った博士と、ただ何も感じないまま向き合う。
いいや、と老博士は言った。
「意味などないよ」
「では何故です」
 放たれた純なる疑問の声に、彼はゆるりと笑みを浮かべた。両眼を狭めて、寂しげに。
 その感情を理解できたのは、長い時間が経ってからのことだったが。
「今まで人の未来のためにと、研究ばかりにかまけていてな」
 彼には妻がいなかった。娘も息子も、いなかった。
 そんなことを、後から知った。
「帰りたくは、ないのだよ」
 独りぼっちの寝室に。
 細く放たれた呟きは、今尚耳に残って止まない――――。
ムー
2014年01月22日(水) 01時28分50秒 公開
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■作者からのメッセージ
初投稿です。緊張しきりです。
よろしければ感想、意見等頂けると嬉しいです。

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No.14  ムー  評価:0点  ■2014-06-22 13:22  ID:CPPqlu5Tn7o
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返信が遅れまして申し訳ありません!
游月 昭様、鈴木理彩様、感想ありがとうございました。

>游月 昭様
参考になるご意見ありがとうございます。
句点の打ち方については目から鱗でした。文の最後は。で終わらせなければならないという固定概念に気づかされた気分です。
背景、情景描写の不足は自分では中々気づけない欠点なので、今回の批評を受けて課題としたいと思います。人称のばらつきについては狙っていた部分もあるのですが、とっかかりなく読ませる技量が足りなかったということですね。精進いたします。
貴重なご意見をありがとうございました!

>鈴木理彩様
嬉しい感想をありがとうございます!
感動したとの言葉、モチベーションにさせていただきます。
感想ありがとうございました!
No.13  鈴木理彩  評価:50点  ■2014-05-12 13:15  ID:/YXHBesa/G.
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拝読しました。設定自体はどこにでもありそうなのに、読んだ後の余韻はとてもよかったです。博士との会話も淡々としているのにどこか暖かく、感動しました。
No.12  游月 昭  評価:20点  ■2014-05-05 21:48  ID:50JQbS1CW4Q
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こんばんは!

昨日から小説書きの超初心者です。普段は詩を書いてます。TCは小説が意外とlevelが高いですね。というわけで、言いたい放題な批評になりますが、お付き合い下さい。

冒頭の廊下の描写、もっと欲しいですね。廊下と書かれてはいるんですが、地下道を歩いているになんで行き止まりに扉?と思ってしまいました。

>かつ、かつ。
は足踏みの後、立ち止まってます。私なら
→かつ、かつ、かつ、
と3つ。そして、句点は打たない。

うわ、読みにくい!
語り手が三人称だったり、一人称だったり。
冒頭での描写が足りないために、最初に登場した人は女だと思いました。それもあって、誰が誰に話しているか、最初の***の後の時間経過も回想シーンだと思ったり。足を揃えたのは誰かとか、罠がたくさん仕掛けられていて障害物競争みたいです。

ただ、語りの雰囲気は凄くぴったりしていますね。命、電脳、など、好きなジャンルでこれからも読みたいですね。

ありがとうございました。
No.11  ムー  評価:--点  ■2014-02-19 21:15  ID:rXOqfmnYhQQ
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いつもいつも返信が遅れまして本当に申し訳ないです……。
お様、FK様、感想ありがとうございました。

>お様
感想ありがとうございます。
書きたかったこと、伝わって欲しいと漠然と思っていたことを言い表されて驚きました。同時にとても嬉しかったです。ありがとうございました。

>FK様
感想ありがとうございます。
文章を書く際に感覚に頼っている部分が多くあるので、そういったことが起きてしまうのでしょうか。もう少し文全体を見て、つながりを意識して書くべきだったなと反省しました。上手く言葉に出来なくて申し訳ありません。ご指摘ありがとうございます。
舞台設定については、今より技術が発展した世界であることという認識で「近未来」とし、それ以上の詳細な設定は決めていませんでした。SFや科学に関しての私の知識が浅いため、今世紀でも実現され得るということを知って驚いています。お恥ずかしい限りです。
拳銃だとヒトは死ねるのかという問いに対して。死ぬことはありません。作中に置ける死は、翌日生き返ることを前提とした上での死となっています。主人公もそれを承知のうえで仕事を請け負っています。この二人間での死は、本来の意味での死ではない…………と、いったイメージで書いていました。
言葉が足りずに申し訳ありません。ご指摘本当にありがとうございました。感謝しています。
No.10  FK  評価:30点  ■2014-02-19 13:05  ID:K0PAnh1TB0A
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 読ませていただきました。
 文章に味があって、端正です。詩的でもあると感じました。
 しかし、詩的であるだけに文章のつながりが分からないところがありました。「黒い銃口を突きつけて。待っていますよ、と呟いた。」など。それと設定は24世紀なのですよね。それにしては今世紀にでも実現されそうな技術が多いと感じました。それと、拳銃だとヒトは死ねるのですか? ここはバックアップのシステムを破壊しなければ、博士は翌日ベッドの上で起きてしまうのではないかと思います。こんなところは近未来SFの宿命なのでしょうか。
 文章はよくて読まされましたが、疑問も感じました。
No.9  お  評価:40点  ■2014-02-15 23:29  ID:P4L5JGTUzFo
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読ませて頂きました。
無常が失われると無情なのですね。
寂しくては悲しい話なのに、温かい話でもありました。
希望を満たすと絶望が待ち受け、絶望の中にも希望の芽はあるとか、そんな感じですかね。
ありがとうございました。
No.8  ムー  評価:--点  ■2014-02-14 22:45  ID:rXOqfmnYhQQ
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返信が遅くなりました、申し訳ありません。
gokui様、陣家様、家達写六様、感想ありがとうございました。

>gokui様
人間くささのある作品、という評がとても嬉しかったです。励みになります。
次作へのモチベーションにしたいと思います。本当にありがとうございました。

>陣家様
なるほど……。舞台が近未来であることを強調しようと思うあまり、キャラクターのイメージを印象付ける事を失念していたようです。ご指摘ありがとうございました。
面白かったの一言がとても嬉しいです。ありがとうございます。

>家達写六様
描写はあまり冗長化しないように心がけて書いたので、そう言っていただけて安堵しています。嬉しいお言葉をありがとうございました。
No.7  家達写六  評価:40点  ■2014-02-13 13:38  ID:0H/tY0Rvzkg
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 端的に言って、文章が洒脱ですね。描写も簡潔で、それでいてそっけなさを感じさせるわけではない。二人の関係性も適切ですし。何よりも、ラストがSF的で僕好みでした。
No.6  陣家  評価:30点  ■2014-02-09 18:28  ID:kOIbAC2GXGY
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拝読しました。

あらゆる成功を手にした老人は夢に殺されると言います。
細胞分解/復元のトランキライザーはやはり博士の発明だったのでしょうか。
機械仕掛けの砂男はマイケルジャクソンなら是非とも欲しい一品だったことでしょうね。

一点だけ。
>最新機器が厳かに並び、
ここは逆に時代遅れの機器のほうが一線を退いた老博士に似合うかもと思いました。

おもしろかったです。
No.5  gokui  評価:50点  ■2014-02-08 22:36  ID:WOz5G1X2KrY
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 読ませていただきました。
 古典SFをにおわせるいい作品でした。最近のSFは人間を描いたものが少なく、ただ無機質な感じがするのですが、古典は、どんなに無機質なものを描いても人間くささがありました。SFって、実は人間心理の奥深くを描いたものなんですよね。まさにこの作品はそんな人間くささのある作品です。初投稿とは思われない完成度、お見それしました。
 これからも質の良い作品待っていますね。
No.4  ムー  評価:--点  ■2014-01-24 19:56  ID:rXOqfmnYhQQ
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時雨ノ宮 蜉蝣丸様、感想ありがとうございました。
ネタとしては使い古された物かなという意識はあったので、そう言って頂けて嬉しさと安堵を同時に感じています。本当にとても嬉しいです。
次作品へのモチベーションにしたいと思います。ありがとうございました。
No.3  ムー  評価:--点  ■2014-01-24 19:47  ID:rXOqfmnYhQQ
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返信が遅れてしまいました。申し訳ありません。
D坂ノボル様、感想ありがとうございました。
予想外の高評価を頂き、驚きと共にとても嬉しかったです。励みになります。
本当にありがとうございました。
No.2  時雨ノ宮 蜉蝣丸  評価:50点  ■2014-01-24 18:54  ID:2yvcLrrqfRc
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こんにちは。読ませていただきました。

ミステリアスな雰囲気の中に、機械の冷たさと二人の温度、そしてそれらを無慈悲に撃ち殺していく『生』が、悲しく綺麗な世界観を生み出していますね。どこかで既に誰かが取り上げているテーマなのに、全然 “ありふれてる感” が無い。素直に凄いと思いました。近未来の儚い愛の話、好きですこの感じ。

短い夢を見た気分です。ありがとうございました。
No.1  D坂ノボル  評価:50点  ■2014-01-23 18:41  ID:mIyKg3X2lTQ
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凄いよかった。設定自体は目新しくないけど、こんな見せ方もあるんだなと。
会話の流れが流麗で鮮烈、とにかく上手い。はっとさせられる。
エスエフでありつつホワイダニットミステリでもあるけど、その理由も切ない。
完成度高すぎる。かなわない。
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