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RSSフィード [76] 即興三語小説 -猫対ブタ対決ですね?
   
日時: 2012/07/01 22:27
名前: RYO ID:obrYhH4w

 毎日四時起床のブタ猫はとりあえず、玄関先でうずくまる蚊取りブタとライバルと決めた。蚊取りブタは昨日飼い主が買ってきたものだ。どっちが飼い主からもっとも愛されるか――この勝負には負けは許されないのだ。

 とか、書き出してみた。
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●基本ルール
以下のお題や縛りに沿って小説を書いてください。なお、「任意」とついているお題等については、余力があれば挑戦してみていただければ。きっちり全部使った勇者には、尊敬の視線が注がれます。たぶん。

▲お題:「四時起床」「猫」「蚊取りブタ」
▲縛り: なし
▲任意お題:なし

▲投稿締切:7/8(日)23:59まで
▲文字数制限:6000字以内程度
▲執筆目標時間:60分以内を目安(プロットを立てたり構想を練ったりする時間は含みません)

 しかし、多少の逸脱はご愛嬌。とくに罰ゲーム等はありませんので、制限オーバーした場合は、その旨を作品の末尾にでも添え書きしていただければ充分です。

●その他の注意事項
・楽しく書きましょう。楽しく読みましょう。(最重要)
・お題はそのままの形で本文中に使用してください。
・感想書きは義務ではありませんが、参加された方は、遅くなってもいいので、できるだけお願いしますね。参加されない方の感想も、もちろん大歓迎です。
・性的描写やシモネタ、猟奇描写などの禁止事項は特にありませんが、極端な場合は冒頭かタイトルの脇に「R18」などと添え書きしていただければ幸いです。
・飛び入り大歓迎です! 一回参加したら毎週参加しないと……なんていうことはありませんので、どなた様でもぜひお気軽にご参加くださいませ。

●ミーティング
 毎週日曜日の21時ごろより、チャットルームの片隅をお借りして、次週のお題等を決めるミーティングを行っています。ご質問、ルール等についてのご要望もそちらで承ります。
 ミーティングに参加したからといって、絶対に投稿しないといけないわけではありません。逆に、ミーティングに参加しなかったら投稿できないというわけでもありません。しかし、お題を提案する人は多いほうが楽しいですから、ぜひお気軽にご参加くださいませ。

●旧・即興三語小説会場跡地
 http://novelspace.bbs.fc2.com/
 TCが閉鎖されていた間、ラトリーさまが用意してくださった掲示板をお借りして開催されていました。

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○過去にあった縛り
・登場人物(三十代女性、子ども、消防士、一方の性別のみ、動物、同性愛者など)
・舞台(季節、月面都市など)
・ジャンル(SF、ファンタジー、ホラーなど)
・状況・場面(キスシーンを入れる、空中のシーンを入れる、バッドエンドにするなど)
・小道具(同じ小道具を三回使用、火の粉を演出に使う、料理のレシピを盛り込むなど)
・文章表現・技法(オノマトペを複数回使用、色彩表現を複数回描写、過去形禁止、セリフ禁止、冒頭や末尾の文を指定、ミスリードを誘う、句読点・括弧以外の記号使用禁止など)
・その他(文芸作品などの引用をする、自分が過去に書いた作品の続編など)

--------------------------------------------------------------------------------
 三語はいつでも飛び入り歓迎です。常連の方々も、初めましての方も、お気軽にご参加くださいませ!
 それでは今週も、楽しい執筆ライフを!

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Re: 即興三語小説 -猫対ブタ対決ですね? ( No.1 )
   
日時: 2012/07/02 01:17
名前: 水樹 ID:mMq.3i/E

お題は、「四時起床」「猫」「蚊取りブタ」です。
縛りは書き出しを使う、です。


ブタ対決


 毎日四時起床のブタ猫はとりあえず、玄関先でうずくまる蚊取りブタをライバルと決めた。蚊取りブタは昨日飼い主が買ってきたものだ。どっちが飼い主からもっとも愛されるか、家に二頭もブタは要らない。この勝負に負けは許されないのだ。そんな意気込みで臨む。それでも、敗者は出て行くとかこれと言った罰はない、退屈な日常を打開するための暇潰しでもあった。


 ブタ猫の名はクリス、雌の豚。豚とは思えない程身が軽く、肉球も無いのに猫のように木に登り昼寝する、豚カツにするには至難の豚。その潤んだ瞳と目が合ったら最高級の黒豚も瞬時に発情期を迎えるだろう、自称クールビューティーな豚。最近、猫の集会に参加するようになり、にゃぁと鳴くようになった。猫達にはドSのメス豚とも言われている。


 蚊取りブタの名はまだ無い、特技は蚊を取るというのだが、クリスは蚊を捕まえるのを見てはいなかった。


「私はクリス、あなたの名前は、シンゴ、シンゴに決めた」
「名前を付けてくれてありがとうございます。でも、なぜシンゴですか?」
「蚊取りシンゴ・・・ そんな事よりも私と勝負よ、正々堂々、今を生きているって私を実感、楽しませて頂戴。飛べない豚はただの豚よ、豚カツになりたくなかったら私に勝つ事ね」
「豚カツですか!? 揚げたての衣はサックリ、中は肉汁ジュワぁだけは御勘弁を、是非、是非に寛大な処置をお願い致します」
「ウフフ、冗談よ、それより、勝負はどうする? 五本勝負にする? 十本勝負?」
「いえ、それは作者も頭にないと思うので、今日の所は一本勝負で良いと思います、オチもまだ無いはずです」
「そうね、一本勝負も危うい所ね、じゃぁ、今日は相撲にしましょう」
 手探りでゴメンナサイ。即興でゴメンナサイ。なぜ相撲? オチは? これからどうなる?
 地面に描いた円から、相手を押し出す簡単な勝負。
 はっけよいドンッ! と二頭の豚はぶつかり合う。
「キャッ」
 身軽なクリスは瞬時に円の外に押し出された。
「イタイ・・・ グスン、傷モノにされた・・・ もうお嫁に行けない・・・」
 鼻をすりむいたクリスに近寄るシンゴ。
「ゴメンナサイ、大丈夫ですか?」
 クリスの潤んだ瞳が見上げる。即座に心奪われたシンゴ。
「僕が、僕が責任を取ります。僕が責任を持って貴女を大切にします!」
「う、うん、これからもよろしくね」




ウヘェ♪

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