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RSSフィード [73] 即興三語小説 -梅雨入りですね
   
日時: 2012/06/10 22:34
名前: RYO ID:yYgqpxyk

いやな季節に突入しますね。
節電の覚悟というか、停電の覚悟が問われるんでしょうね。

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●基本ルール
以下のお題や縛りに沿って小説を書いてください。なお、「任意」とついているお題等については、余力があれば挑戦してみていただければ。きっちり全部使った勇者には、尊敬の視線が注がれます。たぶん。

▲お題:「サラシ一反」「明察」「臼」
▲縛り: なし
▲任意お題:なし

▲投稿締切:6/17(日)23:59まで
▲文字数制限:6000字以内程度
▲執筆目標時間:60分以内を目安(プロットを立てたり構想を練ったりする時間は含みません)

 しかし、多少の逸脱はご愛嬌。とくに罰ゲーム等はありませんので、制限オーバーした場合は、その旨を作品の末尾にでも添え書きしていただければ充分です。

●その他の注意事項
・楽しく書きましょう。楽しく読みましょう。(最重要)
・お題はそのままの形で本文中に使用してください。
・感想書きは義務ではありませんが、参加された方は、遅くなってもいいので、できるだけお願いしますね。参加されない方の感想も、もちろん大歓迎です。
・性的描写やシモネタ、猟奇描写などの禁止事項は特にありませんが、極端な場合は冒頭かタイトルの脇に「R18」などと添え書きしていただければ幸いです。
・飛び入り大歓迎です! 一回参加したら毎週参加しないと……なんていうことはありませんので、どなた様でもぜひお気軽にご参加くださいませ。

●ミーティング
 毎週日曜日の21時ごろより、チャットルームの片隅をお借りして、次週のお題等を決めるミーティングを行っています。ご質問、ルール等についてのご要望もそちらで承ります。
 ミーティングに参加したからといって、絶対に投稿しないといけないわけではありません。逆に、ミーティングに参加しなかったら投稿できないというわけでもありません。しかし、お題を提案する人は多いほうが楽しいですから、ぜひお気軽にご参加くださいませ。

●旧・即興三語小説会場跡地
 http://novelspace.bbs.fc2.com/
 TCが閉鎖されていた間、ラトリーさまが用意してくださった掲示板をお借りして開催されていました。

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○過去にあった縛り
・登場人物(三十代女性、子ども、消防士、一方の性別のみ、動物、同性愛者など)
・舞台(季節、月面都市など)
・ジャンル(SF、ファンタジー、ホラーなど)
・状況・場面(キスシーンを入れる、空中のシーンを入れる、バッドエンドにするなど)
・小道具(同じ小道具を三回使用、火の粉を演出に使う、料理のレシピを盛り込むなど)
・文章表現・技法(オノマトペを複数回使用、色彩表現を複数回描写、過去形禁止、セリフ禁止、冒頭や末尾の文を指定、ミスリードを誘う、句読点・括弧以外の記号使用禁止など)
・その他(文芸作品などの引用をする、自分が過去に書いた作品の続編など)

メンテ

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Re: 即興三語小説 -梅雨入りですね ( No.1 )
   
日時: 2012/06/11 02:09
名前: 水樹 ID:Dumru3sw

 彼女と彼氏とサラシ一反


 「…被害者は鈴本一郎、五十一歳、無職、離婚し一人で生活。検視の結果、部屋の中、昨夜二十一時から二十二時半の間に、サラシ一反で臼と杵を用い餅つきをしていた所を、首を背後からコンセントで締められ殺害。第一発見者は……」

「で?」
「なんでございましょう」
 タイピングを止めた彼女は彼氏を睨みつける。
「この無茶な展開をどう続ければいいのかな?」
「それはですね、そうですね、容疑者を三百人ぐらいに最初増やして、半分ずつ減らしていく」
「ほうほう」
「それと同時に被害者も増えて行く、殺害された時の格好はみんな同じだね」
「なるほど、それは面白そう」
「でしょ、でしょ」
「で? オチは? 真犯人は?」
「そうだね、明日考える。まだ一週間あるからね、もう寝ようよ」
「んだね、こんな時間だからね、寝よう寝よう」
 パソコンの電源を落とし、電気を消して、布団に入る彼女と彼氏。
 しばらくして、
「こう言うのはどうかなぁ?」
「何?」
「老若男女、猫も犬もハムスターも、見る物全てを切り刻む程の鋭利な視線を交差させる。空気中の成分が肌に痺れを起こす錯覚に陥る。ピリピリとした緊張感が町に張りつめる。この時ばかりは暴動前の静寂さが町を包み込む。北と南に町は二分され、分かれた町、お互い口は決して聞かない。親の敵、先祖代々の敵意を無言で相手に向ける。
サラシ一反祭り、この祭りに必ず勝つ為に、人々は命を投げ捨てる。これは大袈裟に言っているわけでもない。 そんな始まり方は?」
「ふうん、で? どんな祭り? オチは?」
「おやすみなさい」
「おやすみ」
「……あっ!」
「何?」
「明察入って無かった……」
 そんな彼氏と彼女の日曜の夜。


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