ホームに戻る > スレッド一覧 > 記事閲覧
RSSフィード [416] 即興三語小説 ―「ある法則」 「高温」「変化する時代」―3/3で定期は終了します ―〆切を3/3まで延期します
   
日時: 2019/02/24 21:55
名前: RYO ID:ubsaubmk

●大切なお知らせ
 長年、やってきました即興三語小説ですが、毎週開催することが難しい現状が出てきたことに伴いまして、3/3で定期の開催を終了します。これまで投稿してくださいました皆様に感謝いたします。また、管理人様に、このような場を設けていただきましてありがとうございました。突発的に開催することがあるかもしれません。そのときはどうかよろしくおねがいいたします。


●基本ルール
以下のお題や縛りに沿って小説を書いてください。なお、「任意」とついているお題等については、余力があれば挑戦してみていただければ。きっちり全部使った勇者には、尊敬の視線が注がれます。たぶん。

▲必須お題:「ある法則」 「高温」「変化する時代」
▲任意お題:なし
▲任意縛り:なし

▲投稿締切:3/3(日)23:59まで 基本的に毎週日曜です。連休のときは連休の末日。投稿がない場合、延長することがあります。

▲文字数制限:6000字以内程度

▲執筆目標時間:60分以内を目安(プロットを立てたり構想を練ったりする時間は含みません)

 しかし、多少の逸脱はご愛嬌。とくに罰ゲーム等はありませんので、制限オーバーした場合は、その旨を作品の末尾にでも添え書きしていただければ充分です。

●その他の注意事項
・楽しく書きましょう。楽しく読みましょう。(最重要)
・お題はそのままの形で本文中に使用してください。
・感想書きは義務ではありませんが、参加された方は、遅くなってもいいので、できるだけお願いしますね。参加されない方の感想も、もちろん大歓迎です。
・性的描写やシモネタ、猟奇描写などの禁止事項は特にありませんが、極端な場合は冒頭かタイトルの脇に「R18」などと添え書きしていただければ幸いです。
・飛び入り大歓迎です! 一回参加したら毎週参加しないと……なんていうことはありませんので、どなた様でもぜひお気軽にご参加くださいませ。

●ミーティング
 毎週日曜日の21時ごろより、チャットルームの片隅をお借りして、次週のお題等を決めるミーティングを行っています。ご質問、ルール等についてのご要望もそちらで承ります。
 ミーティングに参加したからといって、絶対に投稿しないといけないわけではありません。逆に、ミーティングに参加しなかったら投稿できないというわけでもありません。しかし、お題を提案する人は多いほうが楽しいですから、ぜひお気軽にご参加くださいませ。

●旧・即興三語小説会場跡地
 http://novelspace.bbs.fc2.com/
 TCが閉鎖されていた間、ラトリーさまが用意してくださった掲示板をお借りして開催されていました。

メンテ

Page: 1 | 全部表示 スレッド一覧 お気に入り 新規スレッド作成

Re: 即興三語小説 ―「ある法則」 「高温」「変化する時代」―3/3で定期は終了します ―〆切を3/3まで延期します ( No.1 )
   
日時: 2019/02/24 23:45
名前: tori ID:rZJVM72U


それで、ガード下で地下にあるバーで男は頼んだフレンチコネクションを喉を湿らし、話を続けた。裏山に生えている特殊な草を高温でボイルすることで、ある法則に従い世界を平和にする魔法になるのだ、と。男は魔女の弟子を自称し、このバーの常連で、アル中で風俗嬢のヒモで、いつもは茨城の海沿いの田舎で、その風俗嬢と一緒に暮らし、ユーチューバーをしている。
彼の動画はだいたいいつも100回再生いくかいかないかというぐらいで、彼との付き合いの長いバーテンダーは彼に動画を見せられたけれど、愛想笑いを浮かべるだけで、特に何もコメントはしなかった。

「その特殊な草は、」と男の隣に座っている青年が「どういう草なのですか? それはつまり、ギザギザで細い葉で臭い草ですか?」
「魔法だから教えられない」

男はそう言って、リキュールとブランデーのカクテルを呑み、チェイサーの水を飲む。
この男は女から金をもらうと、こうやって東京まで出てきて、彼が大学生のころに住んでいた町で、学生のように過ごす。昼はパチンコに行き、夜は焼き肉を食べ、深夜にこのバーにやってくる。もう彼は若者と呼ぶには年を取り過ぎていて、だから、彼はバーに着いたころには疲れ切っていて、もう最近は好きなカクテルを一杯飲むだけで寝入ってしまう。
だから、青年の質問に応えよう、と本人は楽しく答えようとするけれど頭は回らず、逆らえないほどの眠気に男はカウンターに突っ伏して寝息を立て始めた。
青年はその様子に冷めた目を向けると、注文していたカクテルをちびりと飲んだ。

「この人は、」と青年はバーテンダーに「いつもこうなんですか?」
「昔は違ったけれどね。話は変わらず面白くないけれど」
「そうなのですか?」
「最近は、何かを話す前に寝てしまうから」

そう言って、バーテンダーはスマホを取りだし、誰かにLINEを送る。送り先は彼を囲っている女で、女は彼が浮気しないか心配している。女は、バーテンダーに彼が最後にどこにもいかないように見張るように頼んで、定期的に連絡するようにも頼んでいる。女はその対価を気前よくバーテンダーに払ってくれるから、バーテンダーは律儀に女の約束を守っている。

「草が何なのかはご存知ですか?」
「感心しないよ」

バーテンダーはそう言うと、黙る。青年が世間話を振れば答えるけれど、草のことは一切語らなかった。そのうちに青年は3杯目のカクテルを飲んでいて、草のことも隣で眠る男のことも忘れ、隣の椅子に座った網タイツの女を口説くことに熱中している。

「世界は変わるんだ。変化する時代で、Society5.0というんだけれど、これからは全てがデータ化されて、」
「どういうこと?」
「何もかもがスマホみたいになる」と青年は得意げに「このグラスだってスマホになるかも。もしかしたらバーテンはロボットがするようになるし、そのときの気分に合わせたカクテルをオリジナルで作ってくれるようになるかもしれない」
「すごい、かも?」
「だろ? それで、俺には凄いアイディアがあって、そのアイディアが成功したらマークザッカーバーグみたいになるかもしれない」
「だれ?」

青年は手のうちのグラスで、アルコールに浮かんだ氷が溶けながら混ざるのを見ながら、

「有名人」
「有名人になるんだ?」と女は青年のことを見つめて「でも、きみは不細工じゃない?」
「マークも不細工だ。そして、俺もマークと同じで頭がいい」

女は口を開けて笑った。何を言っているのかさっぱり分からないことばかりしゃべるのに頭いいの? と言う。青年は、無言で女のことを見つめかえす。彼女は笑って目元に浮かんだ涙を指で拭うと、ブランドのバッグからブランドの財布を取りだし、万札をバーテンダーに渡した。それから彼女はお釣りも受け取らずに去っていく。
青年はその後姿を見つめる。隣で、男がいびきをかいている。バーの扉が開き、地上の様子が見えた。そこには車が止まっていて、その車に彼女が乗りこむ姿が見える。

「タクシーを呼ぶか?」

バーテンダーは時計に目を向けてから、そう青年に話しかけた。女が乗ったのはタクシーではなかった。でも、いまはもう深夜の二時で、電車もバスもない。青年はバーテンダーの申し出に首を横に振ると、歩いて帰ると告げた。

バーの中にはバーテンダーと眠り続ける男だけになった。バーテンダーは店の看板の電気を消し、クローズの札をかけた。それから眠り続ける男の肩に休憩室から持ってきた毛布をかけてやる。
それから、ソファー席に腰をおろすと、自分のために注いだブランデーを呑み、煙草に火をつけた。暗い照明のなかで自分の手の甲を見つめた。痩せて骨ばった指は、五年前に比べると荒れている。爪も肌も艶がなく、元から骨のようだった指が余計に死体のように見える。

バーテンダーのスマホに通知が入る。男の女からのメッセージで、それにバーテンダーは、カウンターで眠る男の背を写真に撮り、返信した。女からは、ちゃんと最後まで見守ってね、と念を押すメッセージが戻ってきた。バーテンダーはそれに、分かった、と返信すると、煙草を灰皿に押しつけ、レジ閉めを始めた。
閉店作業は、男が目を覚ます朝の五時ぐらいまで。それはいつもで、男がいようといまいと変わらない。今日も、そして、明日も。ずっと変わらずに自分はこうしているのだろう、とバーテンダーは考えた。

---------
すごく久しぶりに

メンテ
Re: 即興三語小説 ―「ある法則」 「高温」「変化する時代」―3/3で定期は終了します ―〆切を3/3まで延期します ( No.2 )
   
日時: 2019/02/27 19:22
名前: 1 ID:up96CynY

 現代はめまぐるしく変化する時代である。
 それもある法則に従って。
 そのある法則とは、古代インドの大哲学者あるいは大賢者と呼ばれた人たちにより唱えられた説であり、車輪の法則と呼ばれる。
 それはどういうことか、といえば自動車のタイヤの一点に印をつけ、車が走りその一点が同じ位置に来るように、歴史もまたそれがごとく回り巡る、というものである。
 文明の発祥が農耕であれば、それは力の時代とされ、次に科学が発達し、その先に商業や文化が発展し、やがて芸術が誕生したのちに衰微し、そしてまた農耕に戻る、ということなのだろう。
 科学の発展からしても、子供のころにはなかったものが普及し、末代にあっては高温になって熱帯になろうが低温になって氷河期が訪れていようが全くわからぬ。知りようがないが、いずれかの環境に立たされていても生き延びるなんぞの知恵を身に着けていることだろう。


 西暦二千三百一年某月某日。
 ネオ・東京。
 日本の国名は「皇国」あるいは「扶桑」と改名した。
 ネオ・東京は大東京または大帝都と呼ばれていた時代よりも前の人口であり、規模は年々縮小し、国家としてぎりぎり成り立つくらいの首都になり下がった。
 気候は温暖湿潤気候より亜熱帯に近くなり、年間平均気温は二十二度前後あり、高温というよりも半分リゾート地となってしまった。
 そんな街頭で見受けられるものは
“産めよ増やせよ”とか“食糧増産基地建設 大造成事業”
といった類の、まさに我々が知る過去の戦時中のようなスローガンである。
“研究員募集中 年齢問わず。前歴不問”
そんな張り紙まであったりする。
世界に名だたる大物理学者のトキノ博士は、そんな張り紙を見るにつけ近い将来についてある種の不安を覚えていた。
 小さな紛争やいさかい事があちこちで起きている以外は、特段世界大戦争に至ることもなく平穏な日々が長期間続いていた。
 しかし、そのせいか生産は飽和状態に陥り、経済環境はどん詰まり。雇用もなにもかも停滞していて、怠惰な日々が蔓延していたためである。
 博士のある種の不安は、不幸にも的中してしまった。
 大華国とパブリカ、ミリティアという大国家間で、ほんの小さな紛争、武力衝突が火種となって、瞬く間に枯野に火を放ったように、全世界に波及し世界戦争に発展した。
 中立を保っていた扶桑国にまでとばっちりが及び、巻き込まれた。
 博士がつぶやく
「我々の預かり知らぬ、深淵の隠されたある法則が発動した」
 世界戦争そのものは電脳戦に始まり、どんどん退行してゆき、騎馬戦となり、やがて白兵戦となって終結。
 博士もまた戦争の片棒を担がされ、平和利用を考えていたものは、軍事用に徴用され、業火あるいは煉獄ともいうべき高温の超兵器が生み出され、それぞれの国家と首都を焼け野原に変えた。
そ の焼野となり果てたネオ・東京は不死鳥のごとくよみがえろうとしていたが、復興の歩みは残された人々の手により農耕から再び始まっていた。
 再び文明の元祖からになったのである。
______________________________
この期に及んで中途。
三語 万歳! 玉砕

メンテ
Re: 即興三語小説 ―「ある法則」 「高温」「変化する時代」―3/3で定期は終了します ―〆切を3/3まで延期します ( No.3 )
   
日時: 2019/02/27 19:27
名前: マルメガネ ID:up96CynY

現代はめまぐるしく変化する時代である。
 それもある法則に従って。
 そのある法則とは、古代インドの大哲学者あるいは大賢者と呼ばれた人たちにより唱えられた説であり、車輪の法則と呼ばれる。
 それはどういうことか、といえば自動車のタイヤの一点に印をつけ、車が走りその一点が同じ位置に来るように、歴史もまたそれがごとく回り巡る、というものである。
 文明の発祥が農耕であれば、それは力の時代とされ、次に科学が発達し、その先に商業や文化が発展し、やがて芸術が誕生したのちに衰微し、そしてまた農耕に戻る、ということなのだろう。
 科学の発展からしても、子供のころにはなかったものが普及し、末代にあっては高温になって熱帯になろうが低温になって氷河期が訪れていようが全くわからぬ。知りようがないが、いずれかの環境に立たされていても生き延びるなんぞの知恵を身に着けていることだろう。


 西暦二千三百一年某月某日。
 ネオ・東京。
 日本の国名は「皇国」あるいは「扶桑」と改名した。
 ネオ・東京は大東京または大帝都と呼ばれていた時代よりも前の人口であり、規模は年々縮小し、国家としてぎりぎり成り立つくらいの首都になり下がった。
 気候は温暖湿潤気候より亜熱帯に近くなり、年間平均気温は二十二度前後あり、高温というよりも半分リゾート地となってしまった。
 そんな街頭で見受けられるものは
“産めよ増やせよ”とか“食糧増産基地建設 大造成事業”
といった類の、まさに我々が知る過去の戦時中のようなスローガンである。
“研究員募集中 年齢問わず。前歴不問”
そんな張り紙まであったりする。
世界に名だたる大物理学者のトキノ博士は、そんな張り紙を見るにつけ近い将来についてある種の不安を覚えていた。
 小さな紛争やいさかい事があちこちで起きている以外は、特段世界大戦争に至ることもなく平穏な日々が長期間続いていた。
 しかし、そのせいか生産は飽和状態に陥り、経済環境はどん詰まり。雇用もなにもかも停滞していて、怠惰な日々が蔓延していたためである。
 博士のある種の不安は、不幸にも的中してしまった。
 大華国とパブリカ、ミリティアという大国家間で、ほんの小さな紛争、武力衝突が火種となって、瞬く間に枯野に火を放ったように、全世界に波及し世界戦争に発展した。
 中立を保っていた扶桑国にまでとばっちりが及び、巻き込まれた。
 博士がつぶやく
「我々の預かり知らぬ、深淵の隠されたある法則が発動した」
 世界戦争そのものは電脳戦に始まり、どんどん退行してゆき、騎馬戦となり、やがて白兵戦となって終結。
 博士もまた戦争の片棒を担がされ、平和利用を考えていたものは、軍事用に徴用され、業火あるいは煉獄ともいうべき高温の超兵器が生み出され、それぞれの国家と首都を焼け野原に変えた。
そ の焼野となり果てたネオ・東京は不死鳥のごとくよみがえろうとしていたが、復興の歩みは残された人々の手により農耕から再び始まっていた。
 再び文明の元祖からになったのである。
______________________________
この期に及んで中途。
三語 万歳! 玉砕
ごめんなさい。しくじってしまい、再度玉砕。

メンテ

Page: 1 | 全部表示 スレッド一覧 お気に入り 新規スレッド作成

題名 スレッドをトップへソート
名前
E-Mail 入力すると メールを送信する からメールを受け取れます(アドレス非表示)
URL
パスワード (記事メンテ時に使用)
投稿キー (投稿時 投稿キー を入力してください)
コメント

   クッキー保存