ホームに戻る > スレッド一覧 > 記事閲覧
RSSフィード [240] 即興三語小説 ―バレンタインなんてないよね?― 締切を2/22に延長しました
   
日時: 2015/02/15 21:36
名前: RYO ID:3Vx.fuNE

これでいいのかはわからないけれど。
現実に目は背けていないはずと信じてはいるけれど。
来週はバレンタインであっても、
背中に汗をたれしながらも、
狸か狐に化かされても、
それは再びやって来た。
誰だ? チョコを口移しでとか考えていた奴は。
猛省せよ。
「初めて会った時から――」
この一言で、バレットライフルで殉職するかは自由であることは疑わないことは自由だろう。
もっとも、自由と幸せは必ずしも同等ではないことを、終わり行く我が身には、尊い一言であった。
明日は平等に来るとしても、自由は必ずしも平等ではないとしても、ホワイトデーのしがらみは、もしかしたら生きる意味であったのかもしえれない。

-----------------------------------------------------------
酔っ払いの戯言ですね
----------------------------------------------------------------------------
●基本ルール
以下のお題や縛りに沿って小説を書いてください。なお、「任意」とついているお題等については、余力があれば挑戦してみていただければ。きっちり全部使った勇者には、尊敬の視線が注がれます。たぶん。
▲お題:「汗」「狸」「それは再びやって来た」
▲任意お題:「口移し」「バレットライフル」
▲表現文章テーマ:なし
▲縛り:なし
▲投稿締切:2/22(日)23:59まで 
▲文字数制限:6000字以内程度
▲執筆目標時間:60分以内を目安(プロットを立てたり構想を練ったりする時間は含みません)

 しかし、多少の逸脱はご愛嬌。とくに罰ゲーム等はありませんので、制限オーバーした場合は、その旨を作品の末尾にでも添え書きしていただければ充分です。

●その他の注意事項
・楽しく書きましょう。楽しく読みましょう。(最重要)
・お題はそのままの形で本文中に使用してください。
・感想書きは義務ではありませんが、参加された方は、遅くなってもいいので、できるだけお願いしますね。参加されない方の感想も、もちろん大歓迎です。
・性的描写やシモネタ、猟奇描写などの禁止事項は特にありませんが、極端な場合は冒頭かタイトルの脇に「R18」などと添え書きしていただければ幸いです。
・飛び入り大歓迎です! 一回参加したら毎週参加しないと……なんていうことはありませんので、どなた様でもぜひお気軽にご参加くださいませ。

●ミーティング
 毎週日曜日の21時ごろより、チャットルームの片隅をお借りして、次週のお題等を決めるミーティングを行っています。ご質問、ルール等についてのご要望もそちらで承ります。
 ミーティングに参加したからといって、絶対に投稿しないといけないわけではありません。逆に、ミーティングに参加しなかったら投稿できないというわけでもありません。しかし、お題を提案する人は多いほうが楽しいですから、ぜひお気軽にご参加くださいませ。

●旧・即興三語小説会場跡地
 http://novelspace.bbs.fc2.com/
 TCが閉鎖されていた間、ラトリーさまが用意してくださった掲示板をお借りして開催されていました。

--------------------------------------------------------------------------------

○過去にあった縛り
・登場人物(三十代女性、子ども、消防士、一方の性別のみ、動物、同性愛者など)
・舞台(季節、月面都市など)
・ジャンル(SF、ファンタジー、ホラーなど)
・状況・場面(キスシーンを入れる、空中のシーンを入れる、バッドエンドにするなど)
・小道具(同じ小道具を三回使用、火の粉を演出に使う、料理のレシピを盛り込むなど)
・文章表現・技法(オノマトペを複数回使用、色彩表現を複数回描写、過去形禁止、セリフ禁止、冒頭や末尾の文を指定、ミスリードを誘う、句読点・括弧以外の記号使用禁止など)
・その他(文芸作品などの引用をする、自分が過去に書いた作品の続編など)

メンテ

Page: 1 | 全部表示 スレッド一覧 お気に入り 新規スレッド作成

Re: 即興三語小説 ―バレンタインなんてないよね?― 締切を2/22に延長しました ( No.1 )
   
日時: 2015/02/21 19:20
名前: マルメガネ ID:8dQp0wRM

 それは再びやって来た。その気配を察知した猫が尻尾を膨らませ、果敢に唸りを発して威嚇することでその存在を知った。
 再びやってきたのは疥癬にかかりすっかり毛が抜け落ちてしまった狸。たぶん、餌を捜し求めてやってきたらしい。しかも、誰にも悟られず、まるで忍者のように物音もほとんど立てずに家に侵入してきたのだ。
 もはや珍獣の域に達してしまったそれはとても哀れを誘うばかりの姿。
 さりとて、このまま家に侵入してきたのを放ってはおけず、汗をかきながらそれを追い回す。
 野生のあの走りは見えず、よたよたしているが意外にすばしこく、禿げている狸は侵入して上がってきた二階から階段を降り、やがて廊下を走り、そして玄関のわずかに開いた引き戸の隙間から外へ逃げ出した。
 興奮からさめないのか、猫はしばらく尻尾を膨らまし、またやって来はすまいか、とばかりに家中を駆け回り、においをたどりひとしきり騒いでいた。
 かの騒動はこれで一件落着をみた。
 それ以降、かの禿げた狸の姿は見ていない。
 重篤なダニの寄生による疥癬の症状が悪化したのか、はたまた寒さによりただでさえ弱った体をさらに弱らせて死んでしまったのかはわからない。
 こうした事例は調べてみると全国でかなりあるらしいことが分かり、いかにすべきか、ということを考えさせられる。
 山中に住まう身としては、いささか残念な気がするがどうしようもない。捕獲して保護をしようにも夜中のことであって、保健所に連絡できず、捕らえたとしてもそれを入れておく檻すらもなかったからだ。

メンテ

Page: 1 | 全部表示 スレッド一覧 お気に入り 新規スレッド作成

題名 スレッドをトップへソート
名前
E-Mail 入力すると メールを送信する からメールを受け取れます(アドレス非表示)
URL
パスワード (記事メンテ時に使用)
投稿キー (投稿時 投稿キー を入力してください)
コメント

   クッキー保存