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RSSフィード [164] 即興三語小説 ―三月です。出会いと分かれの季節です―
   
日時: 2014/03/02 22:42
名前: RYO ID:oo9PGm12

 見てみたいもの。
 季節柄、桃花がほころび咲いていく様もいいだろう。
 それとも、ジャパネットたかた社長のスランプもいいだろう。
 あるいは、金持ちが幸せはお金で買えないとか言っているところでもいい。
 もっとも、桃も社長の知り合いも、金持ちも知らないがね。
 とりあえず、そんなことを妄想することが趣味だったりする。
 季節柄、そんなへんなことを妄想してみたりしていいじゃない。
 きっと、ジャパネットたかたは社長のスランプで業績は右肩下がりだろう。
 あるいは、金持ちの大半は多分、幸せだろう。
 もっとも、世の中はきっと金だろうけど、こんなことを妄想している自体で、スランプに違いない。

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●基本ルール
以下のお題や縛りに沿って小説を書いてください。なお、「任意」とついているお題等については、余力があれば挑戦してみていただければ。きっちり全部使った勇者には、尊敬の視線が注がれます。たぶん。

▲お題:「趣味」「桃花」「ジャパネットたかた」
▲縛り:なし
▲任意お題:スランプの場面を入れる
▲投稿締切:3/9(日)23:59まで 
▲文字数制限:6000字以内程度
▲執筆目標時間:60分以内を目安(プロットを立てたり構想を練ったりする時間は含みません)

 しかし、多少の逸脱はご愛嬌。とくに罰ゲーム等はありませんので、制限オーバーした場合は、その旨を作品の末尾にでも添え書きしていただければ充分です。

●その他の注意事項
・楽しく書きましょう。楽しく読みましょう。(最重要)
・お題はそのままの形で本文中に使用してください。
・感想書きは義務ではありませんが、参加された方は、遅くなってもいいので、できるだけお願いしますね。参加されない方の感想も、もちろん大歓迎です。
・性的描写やシモネタ、猟奇描写などの禁止事項は特にありませんが、極端な場合は冒頭かタイトルの脇に「R18」などと添え書きしていただければ幸いです。
・飛び入り大歓迎です! 一回参加したら毎週参加しないと……なんていうことはありませんので、どなた様でもぜひお気軽にご参加くださいませ。

●ミーティング
 毎週日曜日の21時ごろより、チャットルームの片隅をお借りして、次週のお題等を決めるミーティングを行っています。ご質問、ルール等についてのご要望もそちらで承ります。
 ミーティングに参加したからといって、絶対に投稿しないといけないわけではありません。逆に、ミーティングに参加しなかったら投稿できないというわけでもありません。しかし、お題を提案する人は多いほうが楽しいですから、ぜひお気軽にご参加くださいませ。

●旧・即興三語小説会場跡地
 http://novelspace.bbs.fc2.com/
 TCが閉鎖されていた間、ラトリーさまが用意してくださった掲示板をお借りして開催されていました。

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○過去にあった縛り
・登場人物(三十代女性、子ども、消防士、一方の性別のみ、動物、同性愛者など)
・舞台(季節、月面都市など)
・ジャンル(SF、ファンタジー、ホラーなど)
・状況・場面(キスシーンを入れる、空中のシーンを入れる、バッドエンドにするなど)
・小道具(同じ小道具を三回使用、火の粉を演出に使う、料理のレシピを盛り込むなど)
・文章表現・技法(オノマトペを複数回使用、色彩表現を複数回描写、過去形禁止、セリフ禁止、冒頭や末尾の文を指定、ミスリードを誘う、句読点・括弧以外の記号使用禁止など)
・その他(文芸作品などの引用をする、自分が過去に書いた作品の続編など)

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メンテ

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Re: 即興三語小説 ―三月です。出会いと分かれの季節です― ( No.1 )
   
日時: 2014/03/07 23:23
名前: しん ID:VBFmkCB.

題:よくある風景


 わたしは今、机に向かい原稿用紙を睨んでいる。
 推理小説を書くというのは趣味ならともかく職業となると非常にしんどい。
 何かがおりてくると、さらさらと書けるものなのだけど、一度スランプに陥ると一文字もすすまない。書いたとしても駄文であるため、却下するのが常である。
 集中せねばならないのだが、そう思えば思うほど、いつもは気にならない物音が気になる。上の階の住人の足音はこんなにうるさかっただろうか。廊下を歩く音というのはこんなにも響いているのだろうか。安アパートで壁が薄いからではあるが、今日はことさらそれが気になる。
 ふと気が付くとわたしは自分が唸っていることに気が付いた。
 少し、休憩を挟もう。
 先日、友人がおいていったお酒でも飲もうかと、台所にむかい、ぎしぎしと音をたてる。なるほど、日頃は気にならないけれど、音というものは結構響くものらしい。
 お酒を飲もうとつかんでみると、珍しいお酒だった。
 桃花酒。
 ビンごと持ち運び、原稿用紙の横にあるパソコンで調べてみると、なるほどひな祭りの日に飲むものらしい。わたしは男であることを除けば、なかなか粋なはからいとおもえなくもない。
 そこでふと頭にひっかかった。
 桃の花とかいて、とうか。とうか……おさけ……。
 これはトリックに使える! 
 天啓がおりた、と感じたそのときだった。
 ジャーパネットジャパネット夢のジャパネットたかた~
 隣の住人のテレビの音が妙にはっきりときこえた。
 不思議なことに、さきほどおりたはずの天啓がきれいさっぱり消えてしまった。
 まだまだスランプはつづくようだ。


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ひさしぶりに書きました。
以前かかせていただいたときは、感想を書いていましたが今回は書きません。
艦これ にはまっていました。
では。

メンテ
Re: 即興三語小説 ―三月です。出会いと分かれの季節です― ( No.2 )
   
日時: 2014/03/09 15:58
名前: マルメガネ ID:s4JjS4ik

ある日常


頭をぼりぼり掻きながら、陥ってしまったスランプからの脱却に悩む。目の前には空白の下書き原稿用紙と推敲するためのパソコン画面。そしてゴミ箱からあふれかえった紙屑の山。
 無い知恵を振り絞ってみたものの一向に埒は明かず、ため息を漏らしてテレビをつけると、ジャパネットたかたの通信販売の番組が始まっていた。
 いったいどのようにして低価格に抑えているのかは不思議な気もするが、解説紹介する文面の技を授けてもらいたいくらいだ。
 見ていると嫌気がさし、スランプもままならず、テレビを消して窓を開けた。
 冬の気配は薄れ、庭先に春の気配を感じさせる梅の香が漂い、結実はするが小さくて硬い実になる花桃の蕾が膨らんできていた。
 四季を愛でる趣味はないものの、徐々に変化する気候、季節の移ろいは心ならずとも感じられる。
 春はそう遠くない。されども原稿は遅々として寒く冬将軍が居座っているのかと思うくらい白く、文字の黒さも見えない。
 それを埋め尽くすための知恵も浮かばないで、出るのはため息ばかり。
 部屋から出ると小春日和が差した縁側に置かれた古ぼけた座布団の上では、猫が日向ぼっこをして眠っていた。
 もういいや、とばかりに座敷に寝転がる私がいた。


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 短い。非常に短い。
 言わずと知れたありふれた(?)光景。
 

メンテ

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