感想文 ( No.4 ) |
- 日時: 2014/10/07 00:42
- 名前: RYO ID:C4VYzkWQ
時雨ノ宮 蜉蝣丸 様
まず、黒揚羽で、なんて読むのか止まってしまいました(笑) 監禁されていたお話だったわけですが、身なりがそれなりに綺麗というか清潔だったりするあたりに、疑問ももってしまいました。 >自分の短い髪を手で梳いた。黒くて、夜に濡れたように光る髪を。 まぁ、祖母や主人公が風呂なりに入れていたのか、それとも家の中ならある程度の自由があったのか。どちらにしても、標本箱の例えが薄れてしまうように思います。
>サキをここに打ちつけていたのは周りからの好奇の目だった。友人、家族、そして俺。 ここがあることで、結末と矛盾しているように思います。結局、女性として生きようとしたから、好奇の目にさらされた(逆に男性として生きればそれもなかった)わけで、母親の死だけで、自由になれるという結末に至るのか。もっと母親の存在が強いのであれば、違ったのかもしれません。
>特に母親は世間体を気にする人で、サキをこの家に連れてくる前は 連れてきた理由ってなんでしょう? 父親も一緒らしくて、離婚ってわけでもなさそうですし。
>サキが女である自分をさらけ出せたのは、俺と、死んだ祖母の前でだけだった。 さらけ出せるのが限られた相手だけなら、隠すすべもあったように思うんですが、どうなんでしょう? 日頃が男なのか女なのか、自分の性についてどう思っていたのか、周囲が思っていることについてどう思っていたのか、その辺のサキ自身の作中の情報が少ないので、もう少しあるとよかったように思います。雰囲気があった分、もったいなかったなと。 両親の死について、何かサスペンス的な展開を期待した部分があるので、肩透かしを食らった気分でした。
マルメガネ 様 運命の輪 雰囲気は好きだったんですが、作品の中に何が起きたはずのところが何もなくて、起承転結の起と結だけになってしまった印象です。 鑑定士と貴金属商が馴染みという点に違和感がありました。職業上の私のイメージが原因かもしれませんが、貴金属商であるならそれなりに鑑定もできると思いますし、貴金属の鑑定ができるのであれば、貴金属専門の鑑定士だと思うわけで、同じ場にいるのであれば、理由があるほうがすっきりしました。貴金属商がなにか買いに来たとか。 貴金属商が「指輪が合わなかった」って、自分のために買った? もっと高く売るためではなかった? 何のために買ったんでしょう? 最後の運命の女神は、強引にまとめたためと思いますが、何が運命だったのか、わからなかったりします。オー・ヘンリーの小説の雰囲気を感じましたので、もう少し肉付けをしていただけるとうれしいです。
自作 大人の事情 わかりにくいですね。すいません。 一つの事象を、それぞれの登場人物の視点で書いてみました。 三人称の視点としては、指輪が収まるその前後のみです。 こうしてみると結構が文量になりましたね。 一人称故なのか、説明不足があるように思います。 バイト君と、結婚詐欺師と、女性刑事と、マスターと ……タイトルこっちにしておけばよかったw
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