Re: 即興三語小説 「感想」 ( No.4 ) |
- 日時: 2013/04/15 00:05
- 名前: 卯月 燐太郎 ID:mH6hVxyw
三語 お題「古道具」「ブラッド・ピッド」「真空管ラジオ」
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■蒼樹優汰様
「君のために」読みました。 なかなか、よいお話ですね。 小説を読んでいて基本的によいなぁと思うのは、「無償の愛」が描かれた作品です。 「幸福の王子」が、その代表例かな。 今回の蒼樹優汰さまの作品は、ロボットと人間の愛情が描かれていましたが、相手のことを考えるお互いのことがよく伝わってきました。 ショートということで、構成的にもこれで良かったのではないかと思います。 だけど、無償の愛というのは、相手に伝わらなければ、悲劇を生むことがよくありますね。
お疲れ様でした。
■マルメガネ様
「レストア」読みました。 「レストア」とは、古い物を復元するという意味なのですね。 これは小説ではなくて、随筆ですね。 内容がどうというよりも、文体に味がありました。 やはり一つ一つの文章に「真空管ラジオ」にふさわしい「雑音」「土蔵の奥」「古道具屋」「電気屋めぐり」「書籍」「ダイヤルを調整」「エーエム放送しか聴けない」「微妙に周波ダイヤルを回して鮮明」こういった言葉の選び方が作品に味を付けているのでしょう。
もっと、内容をよくするには。 >>それは子供の頃に何かを作って完成させた時の感動を蘇らせるには十分だった。<< 主人公が子供の頃に何かを作って完成させた時に、家族のことで何かちょっとした事件か想い出があって、それを想いだすきっかけになればよかったのではないかと思います。友達のことでもよいのですけれどね。 要するに真空管ラジオを作った大人の自分と、子供の頃に何か作った感動とを結びつけるエピソードがあれば、作品の奥が深くなると思います。
お疲れ様でした。
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