Re: 即興三語小説 ―五月病をふっとばせ― ( No.3 ) |
- 日時: 2012/05/21 21:15
- 名前: 星野日 ID:aLUEF.56
久々の三語、楽しかったです 感想です
>HALさん どうもお久しぶりです。 ミニイベントのはべつに影響とか受けてませんよ、影響とか受けてないんだからね……!! まあ戯言は脇に避けて、と。
「なんとも形として表しにくいのだけど、心の中に何かが残った」登場人物の中に、それを通して読者の中に、清々しい物を置いていくそんな終わり方で素敵だったと思います。 その他にも、些細な日常的な人間関係が(例えば里香母と祖父とか、最後の方に出てくる夫婦の間の雰囲気とか)良い意味で生々しいというか、いいとか悪いとかではなく人間関係ってこういうのがあるよね、みたいに感じました。キャラクターそのものの他に、キャラクターとキャラクターが同じ世界、同じ空間で共に生活し、それぞれが一言で言い表せない関係を構築している。そうすることで、彼がいるから彼女がいれて、という世界をつくりつつ、キャラクターひとりひとりに命を吹き込み、血を通わせられてるなーと思えました。心理描写以外にも、仕草や目線のほんの些細な動きで人物を表現しようとしていて、気配が書かれているというか、細かいところだけど、そういうところも丁寧で好感がもてます。 他にもちょこちょこと入ってくる雑学には、けっこう調べが入っているのかなとか思えたり、芸の細かい作品ですね! うちのベランダにも一回ハトが巣を作ったことがあったけど、一度除去したらもう寄り付かなくなったなあ。あれはなにかあるんでしょうかね。
逆にちょっとちぐはぐというか、沢山書かれているが故に人物がつかめなかったのが、語り手のヒロキくんだったりしました。 どことなく無関心ぶるくせに、本屋でわりといろいろ調べ物をしてみたり。彼の語り方はなんとなく定まっていない未成年のような感じを受けるのですが、一方で者に対する断定的な意見や行動に、どこかもう真が固まっているようにも感じる。考えているヒロキくんとそれを動かしているヒロキくん(あるいは作者さん自身?)に一体感が無いような、まあそれが彼の個性だと言われればそうなのかも知れませんが……! 何かに不満を持っていて、それと世間体のようなものの間で揺れ動く青年の心……というよりは愚痴っぽく感じちゃった、という感じがしました。
とかなんとか言っては見たものの、先に言った通り丁寧にまとまった青春小説だったと思います。青春小説……そういう爽やかなものが書けないので、こういう物がかけるHALさんが羨ましい! ツバメという題材は、鳥という意味で青春小説によくありそうな小道具ではありますが、よく消化されているというか、小道具いうよりも物語の一部としてとけこんでいて良い雰囲気を作っていたとおもいます。
なんか久々の三語に参加して、HALさんが参加しているとかえってきたー!って感じがしますね。色々言いましたが、作品も、ミニイベントもとっても楽しかったです、ええ!
>自作 色々なところからぱくりました。(ぁ カウントしてみたらちょうど6000字くらいでした。もっと書いていたつもりだったのに、感覚にぶったなあ。 カグヤ姫はもっとクールビューティの予定だったのですが「パンがなければ景気が下がるじゃない」あたりで彼女のキャラクターが決まりました。 イヌみたいな物語を動かしてくれるやつがいると、書くの楽だなあ。桃太郎は動いてくれないので最初の方は書いていて苦しかった…… 最後はハッピーエンドにしたかったけど、気が付いたらこうなってました。ごめんね! 個人的にはバッドエンドではない感じで悪くないかなとか思ったのですが……あっさりしていて……アサリだけに……(?) ハッピーエンドも考えたんですが、イヌと結婚したいというかぐや姫と、それをさらおうとするアイアンミカドと戦う展開とか思いつかなくて、長くなりそうだからやめたのです(ぁ)。
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