Re: 即興三語小説 ―「半減」「クマゼミ」「桜」 ( No.3 ) |
- 日時: 2015/08/10 02:44
- 名前: ラトリー ID:HmenSlD2
>お さん お久しぶりです。読ませていただきました。 あらすじということで、全体に物語をぎゅっと圧縮した感じがありますね。それでも所々に感情の見え隠れする描写があって、「これは虚無に見せかけた哀愁、これは不機嫌に見せかけた感謝の気持ちかな……」みたいにいろいろ想像することができました。 必要最小限の内容がきっちりこめられていたからだと思います。
「二人の登場人物が賭けをする」という書き出しは個人的に好きなジャンルの短篇でたまに見かける気がしますが、賭けの内容もさることながら、どちらが勝つのか(あるいはどちらも勝ち・負けになるのか)のパターンも気になるところです。 今回のお話では、「一勝一敗」という言葉から「どちらも勝ち・負け」になるのか、それとも少年の独り勝ちになるのか……本筋からするとあまり重要なことではないようにも思いますが、その辺少し、読み取りきれなかった心残りがありました。 勝負をする以上、あんまり「何でもあり」になると個人的にどうしても気になる性分なもので。
実際に、文章が足されて「小説」になった時、男爵・ミツバチ氏・ミツバチ夫人(かつてのサクラ乙女)の三角関係の清算はけっこう紙面を割きそうな気がします。 娘も「あなたの娘です」で果たしてうまくなじんでくれるかどうか。その辺、読めるとしたらどんな感じかなあ、とあれこれ考えているところです。
|
|